人気SUV市場に変化アリ? トヨタ「RAV4」が好調な理由とは
歴代RAV4やライバル「CR-V」ってどんなクルマ?
RAV4はコンパクトSUVの先駆け的存在として登場したクルマでした。
1994年に登場した初代RAV4は、当時まだ本格的オフローダーの性格が強かったSUVカテゴリーに、モノコックボディでコンパクトサイズの都会派クロスオーバーという斬新なコンセプトで登場し、大ヒットしたクルマです。
しかし2003年に登場した2代目で3ナンバー化して以降、世界戦略車としてボディが大型化していきます。世界では販売好調ながら国内ではふるわず、2013年登場の4代目は国内投入を見送られることとなり、2016年には国内販売を終了しました。
4代目は世界的にヒットし、RAV4は世界でもっとも売れるSUVとなりますが、国内市場では販売されませんでした。5代目にあたる今回の新型モデルで国内復活となりましたが、コンパクトカーが強い国内市場で、RAV4の復活を予想できた人はあまりいなかったのではないでしょうか。

また、RAV4を語る上で欠かせない存在は、長年のライバル車であるホンダ「CR-V」です。
CR-VもRAV4と同じような経歴の持ち主で、1990年代にクロスオーバーの先駆け的存在としてヒットしたのち、大型化して世界戦略車として成功するものの、国内ではふるわず、国内販売から一旦撤退しています。
CR-Vは、2018年に国内販売を復活させており、国内に再投入されるタイミングもRAV4と似ています。2018年に5代目にあたるCR-Vが国内復活するにあたり、ホンダのCR-V担当者は次のように述べています。
「過去2代目から4代目のCR-Vを販売していた頃の国内SUV市場は20数万台規模でしたが、2017年には53万台と過去最高に拡大しました。拡大の要因はコンパクトSUVの人気ですが、ミドルSUVやラージSUVも高い水準となっています。
大きいサイズのSUVは、コンパクトSUVやミニバンからの乗り換えが多いです。そのため新型CR-Vでは、SUVとして正常進化させるともに、CR-V初の7人乗りを設定しています」
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RAV4は発売開始直後のため、この売れ行きがどこまで継続するか、本当の実力はしばらく先にならないと見えてきませんが、変化がみえる国内SUV市場に今後も注目です。
Writer: くるまのニュース編集部
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