トヨタ新型「RAV4」の走りは海外でも通用するか!? 欧州で見せたハイブリッド仕様の実力とは
トヨタのSUV「RAV4」は、2019年4月に国内市場へ再導入されたモデルです。世界各国で販売されており、走りの実力も高く評価されていますが、より高い速度域で使われる欧州では、どのような走りを見せるのでしょうか。
トヨタの新たなエース「RAV4」は欧州仕様と日本仕様でなにが違う?
トヨタ「RAV4」は、乗用車ベースのクロスオーバーSUVの先駆け的存在といえるモデルで、北米・欧州・アジアをはじめとする世界180か国・地域で展開される世界戦略車です。
2018年は世界累計84万台を発売するなど、同社の看板モデルである「カローラ」や「カムリ」と並ぶ、トヨタのエースへと成長しています。
日本では、2016年に販売をいったん終了しましたが、現行モデルとなる5代目への進化に合わせて2019年に3年ぶりに再導入がおこなわれました。
一度廃止したブランドを復活させるには多くの労力やお金がかかりますが、RAV4ブランドの高さは空白期間もなんのその、直近の発売台数は月販目標台数の2倍から2.5倍と、好調なセールスを記録しています。
SUVらしさを強調した外装、シンプルながら質の高い内装、居住性/積載性の高さ、全面刷新されたパワートレイン/プラットフォームの基本素性の高さに加えて、「匠」と呼ばれるプロフェッショナルをフル活用して仕立てた走りなど、バランスの取れた総合性能が高く評価されています。
筆者(山本シンヤ)はすでにRAV4には試乗していますが、その実力にはまだ先があると感じていました。そこで欧州仕様の試乗をおこなってきました。
今回試乗したのは、2.5リッター自然吸気エンジン(ダイナミックフォースエンジン)+モーターを組み合わせたハイブリッドに、後輪用モーターを採用した電動4WD「E-Four」になります。
外観は日本仕様と基本的には同じですが、今回の試乗車のグレード「Style Plus」は、ホワイトのボディカラー+ブラックルーフ+ブラッククラッディング(タイヤハウス周辺の樹脂製パーツ)+ブラックアルミホイールという、日本仕様にはないクールなコーディネイトです。
一方、内装はステアリング位置の違い以外に、日本仕様にはない装備も用意されています。
たとえば、パドルシフトやオートワイパー、パノラミックビューモニター、純正ナビゲーション、9スピーカーのJBLサウンドプレミアムサウンドシステム(オプション)など、どれも「日本仕様にあったらいいよね」と思うものばかりです。
おそらく、日本仕様はリーズナブルな価格実現のために装備を割り切った所があると思いますが、市場の要望によっては改良で設定される可能性もあるでしょう。
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