306馬力でもジャジャ馬ではなく乗り心地もグッド! 新型「MINIクラブマンJCW」海外で試乗した
スポーツモデルの「JCW」でも乗り心地は硬すぎない
さて、MINIというといつも「乗り心地はどうなの?」と聞かれます。
たぶんひと昔前までの、ゴーカートフィーリングとか、オンザレール感覚とか、あのゴツゴツした感じがパッと頭に浮かぶんでしょうね。でもその感じは、「MINI3ドア」でさえ、初代から3代目に進化する途中に、ずいぶんと進化してしなやかさを手に入れていますから、もうひとつ上のプラットフォームを使っているMINIクラブマンならなおのことです。
MINIクラブマンJCWはスポーツサスペンションが奢られており、オリジナルのノーマルサスペンションよりも10mm低められていますが、スポーツモデルとはいってもビックリするような硬さではありません。
なんでも、昔はクーパーSとJCWの足は同じだったそうですが、反省して変えたと開発者がおっしゃってました。
今回乗ったMINIクラブマンJCW、少なくとも小さな凸凹、たとえばパッチワーク路面とか石畳路面のような細かい凸凹の処理は上手です。うねり路面は若干苦手のようですが、これもオプションのアダプティブダンパーを投入すれば、より良くなるんだそうです。
今回の試乗車には残念ながらアダプティブダンパーが装着されていませんでしたが、走りにこだわりがある人は考えてみてもいいかもしれませんね。筆者が昔「MINI5ドア」に装着していたのは、ドライビングモード、グリーン、ミッド、スポーツに合わせて2段階(グリーン&ミッドとスポーツ)に変わるものでしたが、なかなかよかったですよ。
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さて、MINIといえば超大切なものにデザインがありますけれど、今回はマイナーチェンジゆえ、そんなにビックリするほどの変更はありません。
ドアミラーのキャップの形が、まん丸から楕円形っぽくなったのと、グリルに上下分割のバーがなくなり一体化されたこと、フロントヘッドライトのLEDがまん丸に光るのと、リアコンビランプがイギリスの国旗、ユニオンジャック柄になったのがいちばんのポイントでしょうか。
とくにリアのユニオンジャックはすごくいい感じで、筆者もかなり好みです。私の愛車「MINIクロスオーバー」も、ユニオンジャックになるといいなぁなんて、密かに思っていたりして。
デザインや乗り味ともにブラッシュアップされたMINIクラブマン。今回はJCWだけでしたが、オリジナルモデルを含め、日本で乗るのが楽しみです。
Writer: 竹岡 圭
フリーランスのタレント&モータージャーナリストとして活動してきたが、2007年以降は芸能プロダクションに所属、タレントとしてさらなる本格的な活動を始める。現在、TVのワイドショーやバラエティ番組へのレギュラー出演、ラジオ番組のパーソナリティなどを務める。MCやレポーター、コメンテーターの他、イベントでのトークショーもこなすなど、多方面で活動中。雑誌・新聞・Webと幅広く執筆活動もしている。
やたらAWDと言いながらもシステムの重量に対する記事が少ないのは何故なのかな?
スカイラインGT-RのアテーサETSは極力FRでの走行を基本として横滑りやコーナーの立ち上がりの時に僅かに前軸にトルクをかけると言った時々で車を安定させる為のシステムのセッティングだと聞いたことがあるが?
何も大きなパワーを伝える為だけにあるAWDなら最初からトルクスプリットなんて無かったと思うがね
トヨタもクラウンのガソリンとハイブリッドでトルクスプリットのi-fourとトルセンセンターデフを使い分けてるのは発生するトルクにおいて各々レスポンスを重視した上での使い分けだと思う。