夏と冬どっちが燃費悪い? 気温変化で車の燃費が悪化する理由とは

クルマの性能で気になるのが、燃費です。少しでも燃費を向上させるために自動車メーカーは膨大なお金と時間を掛けて燃費性能を改善しています。また、燃費を向上させるさまざまなグッズも売られていますが、気温差によって燃費に影響があることはあまり知られていません。実際に、夏と冬ではどちらが燃費を悪化させるのでしょうか。

夏と冬、どっちが燃料が悪くなるのでしょうか?

 クルマの燃費性能は、常々気になるものです。とくに、購入時にはひとつの評価にも繋がります。また、燃料向上を目的としたさまざまなグッズも市販化されていることから、燃費はさまざまな観点からしても重要な要素だということがわかります。

 じつは、その気になる燃費は夏や冬といった季節や気温の変化によっても大きく変わるといいます。燃費は気温差によってどのくらい変わるのでしょうか。

暑い夏の日と寒い冬の日は、どちらが燃費が悪くなるのか?
暑い夏の日と寒い冬の日は、どちらが燃費が悪くなるのか?

 財団法人省エネルギーセンターの「ReCoo会員燃費データの季節変動」によると、1年のなかで燃費が良いのは5月頃と10月頃の平均気温が20度前後の状況が最も燃費が良いとされています。反対に燃費が悪いのは冬で、とくに冷え込みの激しくなる2月です。

 さらに、地域によっても燃費は変化するといいます。温暖地では、月別燃費の差は10%強なのに対し、寒冷地では月別燃費の差は30%弱に達するといいます。

 また、株式会社ウェザーニューズが実施した「冬はクルマの燃費が悪くなると感じますか?」というアンケートの結果を見ると、四国や九州の温暖地では「感じない」という回答が多く、東北から北海道の寒冷地域では80%以上の人が「感じる」と答えています。データでもユーザーの体感どちらをとっても、気温が低いほど燃費が悪くなるようです。

 では、どうして寒い時期は燃費が悪くなるのでしょうか。カー用品店「オートバックス」を運営する株式会社オートバックスセブンは、冬に燃費が悪くなる理由について、次のように話します。

――冬に燃費が悪くなる原因を教えてください。

 基本的に、エアコンの使用頻度が上がる夏と冬は燃費が悪くなります。しかし、夏は窓を開けて車内を涼しくする方法がありますが、冬は完全にエアコンに頼るしかなくなるため、冬の燃費が一番悪くなってしまうと考えられます。

 冬は、走り始める前にガラスの霜取りや車内を暖める目的で『暖機運転』をする人が多いと思います。この暖機運転は、1回ではそこまで影響はないですが運転するたびにおこなうと、どうしてもガソリンの消費は早くなり燃費が悪くなってしまいます。

――何か対策方法などはあるのでしょうか。

 最近のクルマはエンジンを温めないと走れない、ということがないので暖機運転は必須ではなくなりました。そのため、ガラスの霜は解氷剤などを使って取り、あとは走りながら車内が暖まるのを待てば良いでしょう。

 気をつけたい点として、霜取りとしてガラスにお湯をかける方法は温度差でガラスが割れてしまう可能性があるため、すべきではありません。また、寒いのを我慢しすぎると風邪を引いてしまいます。燃費を気にしすぎても良くないでしょう。

――気温の変化で気をつけるべきことはありますか。

 バッテリーは気にした方がいいでしょう。最近のクルマのバッテリーは性能が向上したためギリギリまで稼働が可能になった反面、ある日突然動かなくなるという自体も起こり得ます。バッテリー交換時期は常に把握しておきながら、不安であれば春や秋頃の季節を目安にメンテナンスすることをオススメします。

※ ※ ※

 オートバックスセブンの担当者も述べているように、冬場は著しく燃費が悪くなるため対策したい気持ちはありますが、暖房を過度に我慢して体を壊してしまってはいけません。また、冷えた身体は動きが鈍り、思うようなハンドル操作ができないなど運転に悪影響を及ぼす可能性もあります。

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