なぜそこにある? 雨天時に危険な鉄製マンホールが道路の真ん中に設置される理由とは
なぜ、鉄製? マンホールの蓋が滑りやすい理由とは
カーブの途中に、下水道用マンホールが設置される理由はわかりましたが、雨天時に滑りやすい鉄製の蓋を採用しているのはなぜなのでしょうか。
マンホールの蓋に、一番求められるのは「強度」です。マンホールの蓋の上は、大型の重機を積んだトレーラーなども通るため、それに耐えうる強度がなければいけません。
しかし、鉄製の蓋が滑りやすいのも事実ですが、それらの対策について、東京都下水道局施設管理部(以下、下水道局)は次のように説明しています。
「下水道などのマンホールに使われる蓋は汎用品ではありません。東京都を始め各都道府県によって下水道に使われる蓋には設計基準が設けられ、下水道局がその基準に沿って設計したものが使用されています。
マンホールの蓋は基本的に我々が設計したものを、専門の業者に発注し、それを使用しています。設計にあたっては、滑り抵抗もきちんと考慮しています。
東京都の蓋の場合、都の木として定められている『イチョウ』や都民の鳥の『ユリカモメ』などの模様のほか、細かい凹凸が設けられています。それが滑り対策の役割を担っているのです。
また、さらに抵抗ができるよう、現在はより突起のような凹凸をつけて摩擦抵抗が大きくなるような蓋を開発しています」
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地味に見えるマンホールの蓋ですが、じつは安全のためにさまざまな機能が考えられています。
バイクや自転車ユーザーにとって、大敵に思えるマンホールの蓋。しかし、マンホールは人々の暮らしに欠かせない重要な役割を担っています。
マンホールの話。何が言いたいのかわかりません。結論とか、何かないの?