秋がベストシーズン! いまなら手が届きやすいオープンカー5選

オープンカーに適した季節はさまざま。なかでも秋は、秋晴れの晴天をはじめ、紅葉のトンネルを遮るものなしに、存分に楽しめます。いまなら手が届きやすいオープンカーを5車種紹介します。

高級車のイメージが強いオープンカーだが、なかには手ごろなものも

 一度は乗ってみたいと思いながらも、なかなか自分では所有できない「オープンカー」。ルーフを開けたときの解放感は、味わってしまうとなにものにも代えがたいものです。

ひと昔前まで個性的なオープンカーがいくつも存在した
ひと昔前まで個性的なオープンカーがいくつも存在した

 とくに秋の行楽シーズンには、頭上を覆いつくす紅葉やオレンジ色に暮れていく夕景、満天の星空など、自然や季節の移り変わりをドライブしながら肌で感じることができます。

 オープンカーというと猛暑日は暑く、極寒日には震える寒さですが、エアコンの性能も優れているので、走り出してしまえばそれほど酷なものではありません。

 そこで、いまなら秋の行楽シーズンに間に合う、手が届きやすい価格のオープンカー5台を紹介します。

●マツダ「ロードスター」

いまが狙い目の2代目マツダ「ロードスター」
いまが狙い目の2代目マツダ「ロードスター」

 1989年にライトウェイト・オープン2シーターのスポーツカーとしてデビューしたユーノス「ロードスター(NA型)」は、コンパクトなサイズと手ごろな価格のスポーツカーで、発売直後から世界中で人気となりました。

 現在もファンが数多く存在しているので、マツダ自らがレストアするプロジェクトなども開始され、程度の良い中古車は価格高騰中です。

 一方で、1998年に発売された2代目となるロードスター(NB型)であれば、手の届きやすい価格で見つけることが可能です。

 2代目ロードスターは最高出力125馬力の1.6リッターエンジンを搭載した「NB6C型」と、145馬力の1.8リッターエンジンを搭載する「NB8C型」に大別され、1.6リッターは5速MTと4速AT、1.8リッターは6MTと4速ATが組み合わされていました。

 2000年のマイナーチェンジでは1.8リッターエンジンが最高出力160馬力(MT車)まで高められ、パフォーマンスバーの追加やボディ補強などもおこなわれていますので、マイナーチェンジ後の1.8リッターモデルが狙い目です。

 さらに、ビルシュタイン製ダンパーやトルセンLSDなどの特別装備が与えられた限定車も販売されていたので、中古車市場ではおトクなクルマといえます。

 ただし、2代目ロードスターは、最終モデルでも2005年式となりますので、経年劣化による傷みは避けられません。

 幌やウインドウ周りのゴム製部品の傷みが多いものは雨漏りも起きますし、屋外に駐車していた車両ではヘッドライトの黄ばみやくすみが激しく、場合によっては光量不足などで車検が不合格になる可能性もあります。

 また、MT車で前オーナーがスポーツドライブ好きだった場合は、トランスミッションから異音が出たり、変速時に引っかかり感が出ているものも多いので、試乗可能なら十分に確認しましょう。

●ダイハツ「コペン」

4気筒エンジンでファンも多い初代ダイハツ「コペン」
4気筒エンジンでファンも多い初代ダイハツ「コペン」

 2002年に発売された2ドアオープンクーペのダイハツ「コペン」は、軽自動車としては上限の最高出力64馬力を発揮する、660cc直列4気筒ターボエンジンを搭載。

 軽自動車ならではの維持費の安さでセカンドカーとして人気となり、2012年まで販売されました。

 2014年に現行モデルの2代目コペンが発売されましたが、エンジンが直列3気筒ターボとなったため、4気筒エンジンならではのサウンドと回転の滑らかさで、あえて初代コペンを選ぶユーザーも多いです。

 初代コペンは、約20秒でルーフが後部のトランク部分に収納される「アクティブトップ」を採用(「ディタッチャブルトップ」も存在)し、手軽にオープンエア・モータリングが体験できる、軽自動車としては贅沢で洒落たクルマです。

 スポーティなドライブを好む人であれば、LSD(リミテッド・スリップ・デフ)装着の特別仕様車や、純正オプション設定されていたレカロ社のシートが装着されていたクルマに巡り合えたら幸運です。

●「ミニ コンバーチブル」

走りも秀逸でオシャレな「ミニ コンバーチブル」
走りも秀逸でオシャレな「ミニ コンバーチブル」

 BMWグループのプレミアムスモールとして2001年に登場した「ミニ」の第1世代に、2004年、「コンバーチブル」が追加ラインナップされました。

 ひと目でミニとわかる外観で、ルーフを開ければ爽快感あふれ、ミニの魅力である元気のいい走りもきちんと受け継がれています。

 約15秒でフルオープンになる電動ソフトトップは、単にオープンエアーを楽しめるだけでなく、幌が約40cm開いた位置で停止できる「サンルーフモード」も選べるので、フルオープンにするには気が引けるような真冬でも、フレッシュな外気を取り入れることが可能です。

 2006年に第2世代のミニが登場したあとも、コンバーチブルは2009年まで第1世代のまま継続生産されていましたから、中古車の台数は多いです。

 また、ミニのオーナーは豊富なオプションを利用して、内外装を自分好みにカスタマイズしているケースが多いので、購入する際には装備を見比べてみるとよいでしょう。

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1件のコメント

  1. そして紹介されないスマートカブリオ。

    RRの挙動、全長2.3mのボディ、年式的にも10年前後のものが安価であることと特徴はいっぱいあるのに。

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