渋滞時のトイレ問題どう対処する? SA・PA直前に降車して歩くのは問題か
意外と怠りがちな、ドライブ前にできる対策とは
ドライブ前に対策できることとして、最低限やっておきたいのは、SA・PAの場所を調べておくことです。
基本的にすべてのSA・PAにトイレが設置されていますが、高速道路によってはSA・PAの間隔が非常に空いているところもあるので、だいたいの場所を把握しておくといいかもしれません。
また、海老名(東名高速道路)のような人気のサービスエリアは当然混み合いますから、小規模なパーキングエリアに目星をつけておくのも有効です。
そして、非常時の最終手段として、携帯トイレを車載しておくのもひとつの手といえます。
最近ではカー用品店だけでなく、ディーラーオプションの「エマージェンシーキット」のなかに含まれていることもある携帯トイレですが、いざというときに使い方が分からない、ということがないように、事前に使い方を把握しておくことも大切です。
こうなってくると「なるべく水分はとらないようにしよう」と考える人もいるかもしれませんが、それは一番のNG行為です。
エアコンが効いた車内でも、日差しを受け続けると熱中症や脱水症状に陥る可能性はあり、適切な水分補給をしないと、最悪死に至る可能性もゼロではありません。
必要以上に水分を摂取する必要はありませんが、トイレ問題を気にするがあまりセーブし過ぎてしまうのは、別の危険性をはらんでいるというワケなのです。
トイレに行きたいという生理現象はなかなかコントロールすることが難しい問題ですが、事前の準備によってはピンチを乗り越えることも不可能ではありません。この夏は最悪の状況も考慮しつつ、ドライブプランを練ってみてはいかがでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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