水深たった5cmでも注意! 侮れない水の恐怖 豪雨時に車で避けたい場所とは
大雨による被害をはじめとした気象災害が報道されています。そんななか、JAF九州本部は2019年7月20日から22日にかけて九州北部を中心に大雨が降ったことを受け、クルマの浸水トラブルで気をつけたい点を発表しました。大雨から命を守るために知っておくべきこととはなんでしょうか。
たった5cmでも注意! 決して侮れない水の恐怖
局地的な豪雨による被害があとを絶ちません。2019年7月20日から22日にかけて、九州北部を中心に、大雨の被害が出ている地域が存在しています。
そんななか、JAF九州本部はドライバーに向けて、クルマの浸水トラブルを防ぐために注意したいポイントの周知をおこなっています。道路の冠水や浸水の危険がある場合は、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
九州北部を中心に降った大雨の影響で、九州北部エリアではJAFへの救援要請が2019年7月21日に急増しました。
JAF九州本部が発表した速報値によると、7月21日の0時から24時までの間に、車両が冠水・水没したことによる救援要請が、福岡県久留米地区を中心に 九州で235件ありました。うち、福岡県では199件、佐賀県では36件の救援要請があったといいます。
甚大な被害があった一方、JAF九州本部は「救援要請のなかには、冠水路を走行したことが原因と思われる事例もみられた」といいます。
クルマの浸水トラブルを防ぐために気をつけるべき点とは何でしょうか。JAF九州本部は、各ドライバーが避けるべき行動として、次のように話します。
「大雨・集中豪雨のときには、周囲より低い位置にある道路は避けましょう。地下道やアンダーパス(鉄道などの下を通過する道路)は低い位置にあり、水がたまりやすいため、短時間で水位が上昇する恐れがあります。
次に、冠水している道路は避けましょう。5cmから10cm程度の水深でも、水面下の様子は分かりにくいことから、落輪などの危険性が高まります。
最後に、大雨・集中豪雨の際はなるべく運転を控えることが重要です。運転する場合は決して無理をしないでいただければと思います」
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JAF九州本部は、周囲より低い駐車場の場合は水が溜まりやすいことも指摘し、自身の安全を確保したうえで、状況を確認することが必要だといいます。
また、万が一愛車が冠水してしまったら、電気系統の漏電で火災が発生する可能性もあるので、 いきなりエンジンを始動させないことも重要だと説明しています。
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