日本車のナンバープレートなぜダサい? 海外に比べて地味な理由とは
シンプルなデザインの日本のナンバープレートは、海外のナンバープレートに比べて「地味」な印象を持たれがちです。なぜ、日本のナンバープレートはこのようなデザインになったのでしょうか。
日本にもデザインナンバープレートは存在していた?
日本における乗用車ナンバープレートは、普通自動車が白の背景に緑の文字、軽自動車は黄色の背景に黒の文字となっています。
このデザインを「地味」と感じるか、「シンプル」と感じるかは人それぞれですが、海外のナンバープレートと比べると、色合いやデザイン性に乏しく「地味」と捉えられてしまう人もいます。なぜ、日本のナンバープレートは他の国に比べて「地味」なデザインになったのでしょうか。

アメリカをはじめとした海外のナンバープレートは、プレート内にその地域の名物などのイラストが用いられ、カラフルな色が使用されています。
カナダ ノースウエスト準州では、四角いナンバープレートではなく、白クマの形をしたナンバープレートとなっており、アメリカは州によってデザインは違うものの、山や海、動物などのイラストが用いられています。
アジア圏のナンバープレートを見てみると、欧米諸国などに比べてデザイン性は高くないものの、ナンバープレートに用いられている字数が少ないため横長のスタイリッシュな形となっており、欧米諸国で使用されるナンバープレートの形に近いデザインです。
日本では、市区町村がデザインした「デザインナンバープレート」と呼ばれるものが、原付などを対象として2007年から各地域で交付されています。
デザインナンバープレートを導入することで、観光振興や名物の知名度を上げることを目的としました。原付はクルマとは違って国ではなく自治体に登録されるため、厳密にナンバープレートの形が決まっていません。
対して、4輪自動車はデザインナンバープレートの対象外です。ナンバープレートのデザインについて、国土交通省は「過去に、デザインナンバープレートのような形状のナンバープレートはなく、検討したこともありません」と話します。














