人気SUV何が違う? C-HRやヴェゼル好調でも元祖小型SUVのジュークがパッとしない理由とは
コンパクトSUV以外にも似たコンセプトを持つモデルが存在
コンパクトSUVには、販売台数における二大巨頭のC-HRとヴェゼル、さらにディーゼルという個性を持つCX-3以外にもジュークの販売に影響を与えるモデルが存在します。
それは、最近流行りの『SUV風モデル』といわれるもので、トヨタ「アクア クロスオーバー」や日産「ノート シーギア」、スズキ「クロスビー」といったクルマです。
アクア クロスオーバーは、トヨタの人気ハイブリッド車「アクア」をベースにSUVの持つ独特なテイストを取り入れたモデルです。同様にノート シーギアも日産の人気コンパクトカー「ノート」をベースとし、随所にアクティブな雰囲気を醸し出しています。
この2台は、長きに渡り販売台数ランキング(登録車)のトップ3に君臨し続けるため、ベース車とは違う個性を求めるユーザーからは好まれているようです。
前出の販売店スタッフは、ノート シーギアについて、次のように話します。
「2017年10月に発売して以来、アクティブなユーザーから好評です。ベース車となるノートのアクティブ感をより強調するとともに、ユーザーの遊び心を刺激するような存在感のあるモデルとして登場しました」
また、クロスビーは2017年12月の発売以来、使いやすく広い室内空間を持つワゴンとSUVの楽しさを融合させた新ジャンルのモデルとして人気のモデルです。2018年度の販売台数においては、前年比272.1%を誇るほどの人気ぶりです。
クロスビーの特徴について、スズキは次のように説明しています。
「ワゴンに求められる広い室内空間と日常の使いやすさに加え、個性的で愛着がわくデザインや雪道などラフロードに対する力強い走破性とSUVの実用性を兼ね備えているのが大きな特徴です。
また、街乗りからアウトドアやスポーツなどのレジャーを好まれる方まで、幅広いユーザーのライフスタイルに適応する、新しいジャンルの小型クロスオーバーワゴンというのが競合とは被らない個性といえます」
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最近の新車市場には、人気だったコンパクトカーやミニバン、SUVといった枠組み以外に、SUV風モデルやミニバン風ワゴンといった、売れ筋ジャンルのテイストを加えたクルマも増えつつあります。
このように複雑化した背景には、ユーザーのニーズが年々多様化するとともに、細分化していく傾向になったことで、『●●風』や『●●テイスト』が増えたのだといえます。
今後の新車市場でも、さまざまなジャンルがクロスしたモデルが多く登場するかもしれません。
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【了】
ホンダヴェゼル登場で再びトップ間違いなし。ぶっちぎりの可能性あり。
ヴェゼルの斬新なスタイルが今後の日本車のスタイルとなるほど画期的で有る。
各社も参考になることでしょう、なんと短期間で全世界に384万台販売した実績