【今日はなんの日?】アメリカ大統領 ドナルド・トランプ氏の誕生日

6月14日は、アメリカ大統領であるドナルド・トランプ氏の誕生日です。大統領専用車として名高い「ビースト」こと「キャデラック・ワン」はどのようなクルマなのでしょうか?

アメリカ大統領専用車「ビースト」が最強たる所以とは

 6月14日は、アメリカ大統領であるドナルド・トランプ氏の誕生日です。トランプ氏はつい先日の2019年5月25日から28日まで日本に滞在し、安倍総理大臣とともにゴルフや大相撲観戦を楽しみました。その移動の際に使われた車両が、地上最強のクルマとして名高い「ビースト」こと「キャデラック・ワン」です。

「ビースト」こと「キャデラック・ワン」

 アメリカ大統領専用の航空機である「エアフォース・ワン」にならって、「キャデラック・ワン」と呼ばれる、GMの大統領専用車、通称「ビースト」。

 その正式名称は「2009年モデル・キャデラック・プレジデンシャルリムジン」といいます。GMの長い歴史のなかで初めて車種名を冠しないクルマとなっているそうです。

 そのサイズは全長6.8メートル、全幅2メートル、全高1.8メートルで、車両重量は約9トン。まさに「ビースト」の名に相応しいクルマです。その重さから最高速度は100km/h前後、燃費は2.8km/Lで、燃料はディーゼルと推測されているようです。

 機密情報のため詳しいことは報道されていることしか把握できませんが、発表されている情報と各メディアやクルマ好きの間で推測、噂されているビーストの装備をお伝えします。

 アメリカ大統領の専用車である通称「キャデラック・ワン」には、「ビースト」といわしめる要素が多々あります。

 まず注目すべきはドアの分厚さ。装甲板のようなドアの厚さは約20cm。防弾ガラスでできた窓も12.7センチで、通常販売されている防弾ガラスよりもはるかに分厚い仕様となっています。この窓は運転席しか開かず、それも7.6cmだけになっているようです。

 また、使用しているタイヤはランフラットですが、万が一タイヤが吹き飛ばされた場合はリムのみで走行が可能だったり、燃料タンクはフォームシールにより密封されているため直接銃撃などを受けても爆発しないようにできていて、車体下は爆弾や手榴弾から守るため耐爆処理が施されているそうです。

 さらに、生物兵器やバイオテロ対策としてキャビンは完全に密閉されるなど、まさに動く要塞「ビースト」の名に相応しいクルマです。万が一の事態に備え、消防設備、酸素供給、大統領と同じ血液型の血液まで格納されているそうです。

 アメリカ大統領ともなればそれだけの防御力を持ったクルマが必要なのも頷けますが、この「キャデラック・ワン」のお値段は、150万ドル(日本円で約1億6000万円)とのこと。オバマ大統領時代のビーストはこの値段だったようですが、大統領がトランプ氏に変わってからは、17億円をかけてさらなるセキュリティ強化を施しているようです。

 なお、実際にビーストが稼働するときにはどのクルマに大統領が乗っているかわからなくするために同じリムジンが数台並んで走ります。そのため、「キャデラック・ワン」は全部で12台あるようです。

 使用していないときはシークレットサービス本部の地下に駐車され、24時間体制で監視されているんだとか。これらの報道や内容が本当だとすると、1億6000万円が12台、そしてセキュリティー強化に17億円ということですからとんでもない金額です。
 
【了】

アメリカ大統領専用車「ビースト」の日本上陸!

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