なぜ普及? ハイブリッド車20年で大衆車へ 新車の半数以上がHVになった理由

国内で販売されている新型車のほとんどに、ハイブリッドシステムを搭載しています。また、国内販売台数順でもTOP10のうち9車種がハイブリッド車と、売れているジャンルです。なぜ、ハイブリッドはここまで普及したのでしょうか。

「ハイブリッド車」という人気ジャンル

 クルマの人気ジャンルは、過去に「セダン一強の時代」や「多人数乗車のミニバン」、女性支持を集める「軽自動車/コンパクトカー」とさまざまなトレンドが存在しました。

 また、「RV」は形を変えて今にも続く「SUV」に変化をして、多様するニーズに合わせたモデルが続々と登場します。そのなかで、「ハイブリッド車」がジャンルを超えたトレンドとして定番化しつつあります。

ハイブリッド車の代名詞ともいわれたトヨタ「プリウス」

 ハイブリッド車には、さまざまな方式のタイプが存在します。各自動車メーカーの代表モデルとしては、トヨタ「プリウス」「アクア」といったハイブリッド専用車や「クラウン」「ヴォクシー」など全24車種です。

 トヨタ同様に、ハイブリッドに力を入れているホンダは「フィット」「ヴェゼル」など18車種にハイブリッド車を設定しています。

 対して、日産は「スカイライン」「エクストレイル」といった全5車種がハイブリッド車を設定。また、e-POWERとして「ノート」「セレナ」があります。

 また、スバルは「フォレスター」「XV」にe-BOXERという名称で展開、スズキは売れ筋軽自動車の「スペーシア」や小型車「ソリオ」など全7車種がハイブリッドです。

 これらのように、各社の主力モデルにはほとんどハイブリッド車がラインナップされています。実際、日本自動車販売協会連合会が発表した2018年度の販売台数(軽自動車を除く)では、TOP10のうち9モデルがハイブリッド車を設定していました。

 なぜ、ここまで多くのハイブリッド車が市場に投入されているのでしょうか。大手自動車メーカーの広報は次のように話します。

「やはり、『プリウス』の影響が大きいです。初代モデルが登場した際は、世の中が徐々に環境問題などに感心が出始めていた時期だったと思います。

 また、モデルチェンジを重ねるごとに販売台数も伸びていき、3代目モデルでは年間の販売台数で2度も30万台超えを達成するなど、ユーザーにも他メーカーにも『ハイブリッド=良いクルマ』という印象は残ったはずです。

 そうなると、自動車メーカー各社はハイブリッド車を続々と投入していくために、設定車が増えたといえます」

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 国内外にハイブリッド車というイメージを定着化させたトヨタですが、「プリウス」やほかのハイブリッド車についてはどのような経緯で投入されたのでしょうか。

「トヨタは、1997年に世界初の量産型ハイブリッド車『プリウス』を発売しています。当時は、『ハイブリッド車=プリウス』となるほどの代名詞となりました。当時は、『プリウス』というだけで売れるといわれるほどでした。

 それ以来、トヨタのハイブリッド技術は、優れた低燃費と力強い走りをあらゆるニーズを持つユーザーに提供するために、セダン、ワンボックス、SUVなど、さまざまな車種に設定しています。

 とくに、最近では燃費や環境性能を気にされる方も多く、ボディタイプを希望される前にハイブリッドの設定有無を確認される方もいるほどです」(トヨタの販売店スタッフ)

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 また、ホンダは2019年1月から4月のホンダ車におけるハイブリッド比率を公表しています。ハイブリッド専用車となる「NSX」「レジェンド」「アコード」「インサイト」を除くモデルの多くで、ハイブリッド比率は4割を超えています。

 同じく2018年の登録車で一番売れた日産「ノート」では、購入者の約7割が電動車の「e-POWER」を選択しているようです。

 このように、ハイブリッド車はいまのクルマに無くてはならない存在といえるかもしれません。

プリウスからセンチュリー、NSXまでハイブリッド設定があるモデルを見る(25枚)

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