クルマの「ドアハンドル」時代と共に変化 いまの主流は救出も考慮した形状!?

緊急時の救出しやすさも、理由のひとつに

フラップタイプのドアハンドルを採用していたトヨタ「クラウン」

 同様の質問を、トヨタにも聞いてみました。

 トヨタ車では、「クラウン」が2003年登場の12代目からグリップタイプへと切り替わっています。その理由は、「使い勝手がよい」「操作性がよい」「万が一の時に乗員を救出しやすい」の3点とのことです。

 救出のしやすさでは、たとえば事故でドアが開かなくなったときは、ドアハンドルにロープを掛けて引っ張ることも可能になります。操作性や利便性に加えて、安全性の面でもグリップタイプに利があるようです。

※ ※ ※

 ドアハンドルひとつとっても、メーカーはさまざまな観点から日々改良を重ねています。

 また、ドアハンドルの形状だけではなく、その位置にも工夫が見られ、例えば4ドアを2ドア風に見せるためにリアドアのハンドルは窓の下ではなく、窓の後方部分に配置するなど、その発想はさまざまです。

 これからどんなドアハンドルが登場するのか、そしてその登場理由などを考えてみると、そのクルマの意外な側面が見えてくるかもしれません。

【了】

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Writer: くるまのニュース編集部

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