本当にあった自動車事故の壮絶エピソード 実体験にみる事前事後の対応策とは

楽しい家族ドライブが…

 行楽シーズン、家族で遠くに出かけていたBさん(40代男性、奥さんとお子さん2人の4人家族)。渋滞が多く、進みの遅い高速道路を使って目的地へ向かう途中、渋滞が多少緩和し、ある程度通常スピードで走行できるようになってきた時のことだそうです。

「後ろを走行していたクルマが、急に『あおり運転』をしてきました。たしかに、クルマの流れに比べれば多少ゆっくり走っていたと思います。後部座席の子どもたちが、クルマの中で楽しそうにはしゃいでいましたが、そんなファミリー的要素を疎ましく思われたのでしょうか」

 一般道と違い、高速道路では脇道に避けて先に行かせることもできないので、「嫌だなぁ」と思いながら走行していたそうです。
 
 しばらく行くとパーキングエリアが見えてきたので、立ち寄ってあおり運転を回避しようとしたようですが、そのクルマは案の定パーキングエリア内に一緒に付いてきます。

 駐車したら絡まれるのではと、助手席にいた妻に携帯電話で警察などにすぐ連絡できるよう準備させていましたが、真後ろを走行していたクルマが突然前に割り込んできて、あろうことか、急ブレーキを踏んできました。

 突然のことで避けることもできず、Bさんのクルマは前に割り込んできたクルマに衝突。物凄い勢いで突っ込んでしまったそうです。

 追突後は、あおり運転をしていたクルマのドライバーが降りてきて、Bさんに掴みかかって怒り出し、賠償請求を叫ぶばかり。警察が到着してからも「俺は悪くない、こいつが突然突っ込んできたのだ」とBさんを責めるような主張を繰り返しました。

トラブル回避の必需品となりつつあるドライブレコーダー

 ドライブレコーダーを積んでいなかったために証拠を提出できなかったそうですが、パーキングエリア内ということもあり人目が多かったので、目撃証言によって助かり、相手は逮捕されたといいます。

 Bさんは、「自動車の交通事故以前に、こんな理不尽で横暴な犯罪行為に巻き込まれてしまったことが、もはや事故ですよね。なにより、家族のみなさんがたいしたケガもせず無事だったことは幸いです」と事故当時を振り返りました。

 また、最近では保険会社が専用のドライブレコーダーを貸し出す保険プランも登場。貸出機には事故時の衝撃やデータを収集する機能が備わるなど、さまざまなタイプのものが用意されています。

 各保険会社では、今後もあおり運転対策としてリアカメラ付きへのバージョンアップや、カメラや通信機能を活用したサービスなど、さまざまな保険プランを商品化していくようです。

【了】

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