強敵トヨタ「RAV4」の登場でホンダ「CR-V」は苦戦!? 宿命のライバル対決の軍配はどちらに
新型RAV4はSUVらしいデザイン、新型CR-Vは乗用車的な雰囲気に
日本で復活した新型RAV4と新型CR-Vは、どのようなモデルなのでしょうか。
初代RAV4、初代CR-Vともにボディサイズはコンパクトでしたが、新型モデルではどちらもずいぶんと大きくなりました。
新型モデルのボディサイズは、新型RAV4が全長4600-4610mm×全幅1855-1865mm×全高1685-1690mm、新型CR-Vが全長4605mm×全幅1855mm×全高1680-1690mmとほぼ同等です。ホイールベースは新型RAV4が2690mm、新型CR-Vが2660mmとなり、新型RAV4の方が30mmほど長くなっています。
内外装のデザインは、それぞれのテイストになっています。両車とも大柄になっただけでなく、押し出しの強い顔つきとダイナミックな外観が与えられているのも時代の流れなのでしょう。
外観について、新型RAV4は洗練されたなかにもよりSUVらしい力強さを感じさせるデザインとしているのに対し、新型CR-Vは乗用車的な雰囲気を放っています。
内装は、どちらも上質なのは同じなのですが、雰囲気は異なり、新型RAV4は直線基調でちょっと武骨なSUVらしいデザインとする一方、新型CR-Vは高級乗用車のような空間に仕立てられています。
ガソリン・HVをラインナップ両車だが、価格はRAV4の方が安い
グレード体系は、新型RAV4にはベーシックな「X」と上級の「G」があり、ガソリンの「G」にはさらに上級装備が標準で付く「Zパッケージ」や、オフロード仕様の「アドベンチャー」がラインナップされています。価格(消費税込)は260万8200円から381万7800円です。
対する新型CR-Vは、ガソリン、ハイブリッドともスタンダードの「EX」と上級の「EXマスターピース」というシンプルな2本立てです。どのグレードでも2WDと4WDが選べ、さらにガソリン車では3列シート7人乗りも選べる点がRAV4との大きな違いです。価格(消費税込)は、323万280円から436万1040円です。
なお価格は、新型RAV4の方が50万円ほど安く設定されています。
パワートレインについては、新型RAV4、新型CR-Vともにガソリンモデルとハイブリッドモデルの設定があります。
新型RAV4のガソリンモデルは、2リッター直列4気筒自然吸気エンジン(最高出力171馬力/最大トルク207Nm)を搭載しています。ハイブリッドモデルは、2.5リッター直列4気筒エンジン(最高出力178馬力/221Nm)に、120馬力/202Nmのフロントモーターと54馬力/121Nmのリアモーターを組み合わせています。
新型RAV4は4WD主体のラインナップとし、ハイブリッド車では後輪をモーターで駆動するE-Fourとなります。
新型CR-Vのガソリンモデルは1.5リッター直列4気筒直噴ターボ(最高出力190馬力/240Nm)を搭載しており、排気量は新型RAV4の方が大きいのですが、出力とトルクはターボの付くCR-Vがだいぶ上回っています。
ハイブリッドモデルは、2リッター直列4気筒(最高出力145馬力/最大トルク175Nm)に、184馬力/315Nmのモーターが組み合わされます。なお、CR-Vにはホンダの主力ハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドi-MMD」が採用されていますが、同システムとして今回初めて4WDに設定されました。
cr_vのモーター最大馬力が 大幅に間違ってます 正確な記事を書いて下さい。
くるまのニュース編集部です。ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。