「俊逸なハンドリングを実現」 人気上昇中のボルボ「XC60」の魅力とは
売れ筋「XC60 D4インスクリプション」の実力は?
今回、試乗したグレードは売れ筋の「XC60 D4インスクリプション」。190馬力/400Nmの2リッターディーゼルを搭載する革シートのフル装備モデルです。
Dレンジをセレクトして走り出すと、1900kgという車重を全く感じさせない。なんたって最大トルクは4リッターのガソリン車に匹敵するのだから当然。ディーゼルエンジンながら振動皆無に近いといえます。
もし「もう少しパワー欲しい」というのなら、純正ロムチューンの『ポールスター』というオプションがあり、200馬力/440Nmにパワーアップ。
アクセル開度のプログラムも変更してあり、レスポンスや低回転域のトルクが大幅にアップ。筆者(国沢光宏)の「XC60 D4」にポールスターを入れたのだけれど、200kgくらい軽量化したような走りになります。
今回、箱根のワインディングロードを走ってみた。ハンドリングはSUVのなかじゃ秀逸。フロントにWウィッシュボーン。リアがアライメント変化の少ないリンク構造を持つオールアルミのアームという、スポーツモデルのようなサスペンションを採用しているためだと思う。サーキット攻めるならブレーキを強化したいが、一般道なら不満無し。
高速巡航は、ボルボ得意の運転アシスト機能(アダプティブクルーズコントロール+実用性の高いレーンキープ)を使うと、ハンドルに軽く手を添えているだけで楽チンなドライブになります。
遊び疲れた休日の渋滞だってあまり苦にならない。この価格帯のクルマを考えているなら、ショッピングリストのTOPに載せたらいいと思う。
【了】
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
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