たったこれだけ! ドライバーなら押さえておきたいクルマ点検4項目
消耗品は「ラジエーター液」や「エンジンオイル」以外にもさまざま
●自分でできるメンテンナンスその3:タイヤの空気圧と溝のチェック
タイヤの空気圧チェックは月に1度程度行いましょう。ガソリンスタンドで無料で点検してもらうことができます。空気の補充は、ガソリンスタンドによっては有償となる場合もあります。空気圧ゲージがあれば、もちろん自分で行うことも可能です。
空気圧は、メーカーの推奨値がそれぞれあります。運転席側ドアのボディあたりに表示されているのが一般的です。
空気圧が低いと燃費が悪くなるほか、タイヤの寿命も早くなり、さらにパンクやバースト(破裂)の危険も高まります。定期的にチェックするようにしましょう。
あわせて、タイヤの溝も確認しましょう。タイヤの溝をよく見ると、少し盛り上がっている部分があるのがわかります。これは、交換時期の目安を示してくれる「スリップサイン」というものです。
タイヤがすり減ることによって溝とスリップサインの深さが同じになったら、交換するべき時期がになっているというサインです。ちなみに、道路交通法では普通自動車の場合、溝の深さが1.6mm以下になると公道を走ってはいけないルールとなっています。
スリップサインがある溝の位置は、タイヤの側面に付けられた△形のマークが示しています。
タイヤの溝がなくなってくると、ブレーキが効きづらくなって大変危険です。車検が通らないこともあるので、しっかりとチェックしましょう。
●自分でできるメンテンナンスその4:ワイパーのゴムの交換
最後に、ワイパーのゴムの交換についてお伝えしましょう。
一般的に、ワイパーゴムの寿命は1年程度といわれています。1年に満たなくても、拭き取りが悪くなったりする場合もあるので、効きが悪くなってきたら交換しましょう。
日よけや雨よけのないガレージにクルマを置いている場合は、とくに劣化しやすいので注意してください。
クルマによって、ゴムのみの交換が可能な場合と、アームとゴムを繋ぐ部分の「ワイパーブレード」ごと交換しなければならない場合があります。
協親自動車の棚部さんは、ワイパーのゴムの交換時に気をつけるべきこととして次のように説明します。
「ワイパーのゴムだけ交換できる車種の方が割合としてはかなり多いですが、交換のときは愛車がどちらにあたるのか確認してください。
またワイパーに関連することで気をつけていただきたいことですが、フロントウインドウが汚れているときにウインドウウォッシャー液を出してワイパーを作動させると、窓側に傷がつく可能性があります。
フロントウインドウの汚れがひどい場合は、ウインドウウォッシャー液に頼らず、窓の汚れを直接落としてください」
※ ※ ※
クルマのメンテナンスを自分でやると、愛車により愛着がわくことでしょう。小まめなチェックとセルフメンテで、あなたのクルマを長持ちさせてください。
【了】
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