いまならレアチャンス!? 「平成36年」か、新元号「令和」か 免許証の元号表記いつ変わる?

2019年(平成31年)4月1日(月)、平成に変わる新しい元号『令和』が発表されました。そこで必要になるのが、改元に伴うさまざまな書き換え。身近なところでは「免許証の有効期限」に元号が使用されていますが、免許更新のタイミングによっては表記の元号が「平成」か「令和」が選べます。あなたなら、どちらを取りますか?

新しい元号はいつから運転免許証に表記される?

 昨今、日常生活に見られる表記の多くで西暦使用が進んでいるものの、国や自治体での公的な書類では、和暦である元号が用いられており、今後も継続して使用されることが発表されています。公的な書類といえば『運転免許証』がありますが、2019年の4月30日(火)をもって平成が終了するとなると、いつから運転免許証が新元号表記に切り替わるのでしょうか。

元号表記の免許証。今後は西暦と元号の併記となる

 現在の情報では、早ければ5月5日(日)交付の運転免許証から新元号表記が開始される見通しです。ゴールデンウィークの真っ最中じゃないのかな? と思われるかもしれませんが、今年は4月27日(土)から5月6日(月)までの長い10連休ということもあって、たとえば東京都の運転免許試験場では4月28日(日)、5月5日(日)に業務を行うことになっています。

 ちなみに、都道府県ごとの運転免許試験場や、指定警察、免許更新センターによって業務日程が異なるようですので、ホームページやお手元に届いた更新通知のハガキで十分確認してください。

 また、各都道府県によっては、元号が変わるという大きなシステムチェンジに伴って、表記の切り替えが5月5日より後になる可能性もありますので、こちらも注意が必要です。

 運転免許証の更新期間は、ご自分の誕生日の前後1ヶ月です。そのため、たとえば5月1日が誕生日の場合、平成と令和、どちらの元号も選ぶことができます。つまり、4月26日(金)、もしくは4月28日(日)に更新をすれば平成になりますし、5月5日(日)、そして5月7日(火)以降でしたら『令和版運転免許証』を手に入れることができるのです。

 もちろん、平成表記の運転免許証は令和時代でも有効ですのでご安心ください。そういえば、筆者(遠藤イヅル)の免許証の有効期限も平成32年まででした。

「平成の免許証」を選ぶと『レアカード』『幻カード』が手に入る!?

 このように平成と令和を選択できるのは、限られた期間に誕生日を迎える人だけですが、去りゆく平成を惜しんで平成の運転免許証を選ぶのか、それとも新しい時代を感じさせる令和の免許証を選ぶのか、悩ましいところですね。

 ところで、運転免許証は2019年の3月15日から、『2022年(平成34年4月12日まで有効)』のように、西暦と元号の併表になったのをご存知ですか。2019年4月28日(日)更新までが平成表記なので、『平成と西暦を併用した免許証』は1ヶ月ほどしか発行されない『レアカード』ということになります。

 また、今年の4月28日(日)までに更新するゴールド免許の人なら、『平成36年まで』表記の運転免許証を持つことができます。平成36年は存在しないので、これは『幻カード』といえそうです。それなら平成内に更新しようかしら!? という考え方もありますよね。

 一方、今回の元号変更は、明治以降、悲しい気持ちで迎えない初めての「喜びの中の元号変更」ですので、その慶祝を「令和元年」の運転免許証に託すのも素晴らしいことかもしれません。

【了】

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