ハマりたくない大渋滞 高速利用時の下道迂回は効果的?

平成から令和に元号が変わり、2019年のゴールデンウィークはなんと10連休。家族や大切な人とお出かけするにはもってこいの行楽シーズンですが、高速道路で渋滞してしまった場合に迂回しようか迷った経験はありませんか。今回は、実際どうするのが一番早いのかを調べてみました。

有名渋滞スポットの迂回方法とは

 NEXCO各社や日本道路交通情報センターが発表したゴールデンウィーク期間(2019年4月26日から5月6日)の高速道路での交通集中による渋滞予測によれば、下り線では5月3日に渋滞が多発し、上り線では5月4日から5日に渋滞が多発する見込です。

高速道路の渋滞は下道迂回が効果的?

 今回は、過去の渋滞発生スポットを例に挙げ、大きく迂回するのとどちらが早いのかを調べてみます。

 最初に紹介するのは、東京都の八王子市から山梨県・長野県を通って、愛知県まで繋がっている「中央自動車道」です。そのなかでも、中央自動道上り「小仏トンネル」(相模湖ICから八王子IC間)は、有名な渋滞発生スポットで、週末になると渋滞の長さは20kmから30kmにもなります。

 ほかの高速道路での渋滞に比べても平均速度がとても遅いことで有名な「小仏トンネル」を起点とする大渋滞。ここは、大月JCT手前で取得した情報が「八王子までの所要時間が2時間以上」だった場合、大月からの迂回を選択した方が早いです。

 注意点は、下道ルートの選び方。甲州街道(国道20号)は高速道路と同じく混雑していることが多いため、おすすめしません。

 一番有名な迂回ルートは、国道413号線(通称:道志みち)を走り、津久井湖手前から国道412号、そして圏央道の相模原ICから中央道に復帰するルートです。

 中央道の上野原IC以降は比較的流れがスムーズなので、圏央道の相模原ICからは中央道へ復帰しても大丈夫。県道を通る迂回ルートや、地元民が使う峠のルートなどもあります。

 次に紹介するのは、東京都の練馬区から埼玉県・群馬県を通って、新潟県に繋がる「関越自動車道」。渋滞で有名なスポットは、関越自動車道上り「高坂サービスエリア/花園インターチェンジ」(高崎ICから練馬IC間)です。

 関越自動車道では、日頃から練馬出口/高坂SA/花園ICのそれぞれで渋滞が発生。年末年始やゴールデンウィークなどのシーズンではそれら全ての渋滞がくっついてしまい、猛烈な大渋滞が形成されます。

 平均車速はそこまで遅くありませんが、所要時間が長そうであれば下道を走ってもいいかもしれません。目安は高崎から練馬間の所要時間100分から。下回るようならそのまま乗っている方が早い場合もあります。

 この辺りは関東平野ということもあり、迂回路も豊富です。そのときに応じた最適なルートを探しながら、ストレスなく目的地へ着けるのが望まれます。

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