ある意味究極のSUV! 軍用車から派生したクルマ5選
現在も自衛隊で使われているトヨタ車もあり
●トヨタ「メガクルーザー」
1996年に発売されたトヨタ「メガクルーザー」は、大規模災害時の人命救助などの任務を迅速に遂行する点に主眼を置いて開発された、陸上自衛隊の高機動車をベースにした市販車です。
その大きなボディサイズや車体のカタチから「和製ハマー」と称されました。
狭い場所でも切り返せるように最大12度の逆位相4WS(4輪ステアリング)を装備し、全長5090mm、全幅2170mmの巨大なボディでありながら最小回転半径5.6mを実現するなど、救援活動を主な目的としているメガクルーザーならではの特徴です。
低速トルクを重視した4.1リッター4気筒ターボディーゼルエンジンは、最高出力170馬力、最大トルク43.0kgmで、組み合わされるミッションは4速ATです。
駆動方式はフルタイム4WDで、トルセンLSD、デフロック、後輪にはオプションでタイヤ空気圧調節機能も装着可能で、一般のSUVとは比較にならないほどの高い悪路走行性能を誇っていました。
すでに一般向けモデルは生産終了となっていますが、自衛隊用は政府からの要請によって都度生産となっていて、現在も納品されています。
●ランボルギーニ「LM002」
4ドアのキャビンと荷台を持つオフロードトラックであるランボルギーニ「LM002」は、ミッドシップレイアウトのアメリカ軍向け高機動車のプロトタイプ車両「Cheetah(チーター)」を元に開発されました。
チーターは1977年のジュネーブモーターショーで発表され、1981年にはチーターを一般向けにモディファイしたプロトタイプ「LM001」を製作。
1982年に自社製4.8リッターV型12気筒エンジンを、アルミニウムとグラスファイバー使用したボディのフロントに搭載した「LM002」を、ランボルギーニ初のオフロードカーとして発表し、1986年から市販を開始しました。
1986年以降は、ランボルギーニの最高峰スーパーカー「カウンタック」の5.2リッターV型12気筒48バルブエンジンを、劣悪な環境下でも使用できるように仕様変更・強化したうえで搭載しています。
フルタイム4WDで最高速度は210km/h、0-100km/発進加速7.8秒というオフロードカーとしては驚異的な性能を誇りました。
レザーの内装やエアコンもオーダーできるなどプレミアムSUVの先駆けでしたが、1993年に生産を終了し、2018年の「ウルス」発売までランボルギーニ製SUVは途絶えてしまいます。
【了】
道無き道をガンガン行ったら傷だらけになるだろうが。馬鹿か。10万以下の中古ジムニー上等だよ躊躇いもなく行ける‼️
こらこら、ディフェンダーを忘れちゃいかんでしょ!