なぜ消えた? 昔は標準装備のシガーライターや灰皿が無くなった理由とは
いまだに品数豊富な喫煙商品
クルマに純正装着される喫煙装備は減っていますが、カー用品店などで見かける喫煙商品はいまでも数多くの商品が販売されています。喫煙商品の売上は世の中の禁煙ニーズとは関係ないのでしょうか。
クルマ関連の商品を多く扱う大手カー用品店のスタッフは、次のように話します。
「クルマの車内用灰皿は一時期減少傾向でしたが、最近ではまた売れ始めています。これには、公共の場で喫煙できる場所が減ったことで、プライベート空間の車内を喫煙スペースとして活用する人が増えてきたことが挙げられ、純正の灰皿がないから社外品を購入するという流れがあるためです。
また、近年はアイコスやプルームテックなどの加熱式タバコが流行っています。しかし、それらの加熱式タバコでも吸い殻自体は残るためにそれを捨てるものとしても灰皿は求められています」
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喫煙者の減少でシガーライターや純正灰皿が減った一方で、喫煙場所の減少や電子タバコの増加によって車内での喫煙率が高くなっているようです。

また、インターネットではシガーライター部分のみを販売しているところもあります。しかし、自分のクルマにシガーソケットが付いていたとしても、最近のクルマは充電用のアクセサリーソケットとなっていることがあるのです。
この場合、シガーソケットは耐熱仕様になっていないため、無理に使用するとヒューズがショートする危険があります。純正灰皿があった部分も小物入れなどのスペースとなっていることも多く、車内で喫煙する際は予め喫煙商品を備えることが良いといえます。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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