フィアットのスモールSUV「500X」にブランド初の新世代“FireFly”エンジン搭載

フィアットのスモールSUVで人気の「500X」に、同ブランド初の新開発の1.3リッターターボエンジンが搭載されました。また、デザインにも変更が加えられています。

新世代エンジン搭載や外観デザインを刷新

 FCAジャパンは、フィアット「500X」を改良し、2019年5月18日から発売します。価格は、エントリーモデルの500Xが298万円(受注生産)、装備が充実した500X クロスが334万円です。

フィアット「500X」

 500Xは、2015年10月にフィアット初のスモールSUVとして日本に導入されて以来、親しみやすいデザインや大人がゆったり過ごせる居住空間、充実した安全装備などが好評です。

 今回の改良で、500Xにフィアット初採用となる新世代エンジンが搭載されました。

 オールアルミ製の1.3リッター直列4気筒“FireFly”ターボエンジンは、燃焼室形状の最適化やフィアット独自技術である「マルチエア」の進化により、従来モデル比で最高出力は11馬力増の151馬力、最大トルクは20Nm増の270Nmを発生します。

 さらに、燃費は従来の1.4リッターターボエンジンに比べて約10%向上し、WLTCモード燃費は13.5km/Lとなります(欧州計測参考値)。

 なお、トランスミッションは6速DCT、駆動方式は前輪駆動です。

 新型エンジン搭載に加え、今回はデザインも刷新されました。外観では前後バンパーのデザインが一新されて、SUVらしさを強調するクロススタイルを採用。親しみやすいスタイルの中にも力強さを表現しています。

 また、デイタイムドライビングライトとポジショニングライトは上下で分割され、500ファミリーのシンボルである「500」のロゴをモチーフにしたデザインが採用されているのも特徴です。上級モデルの500X クロスでは、ドライビングライトやリアコンビネーションランプがLED式に変更されました。

 装備の面では、レザーステアリングホイールや前席シートヒーター、クルーズコントロール、デュアルゾーン式フルオートエアコン、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応した7インチタッチパネルモニター付のインフォテインメントシステムUconnect、クラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付の前面衝突警報、車線逸脱警報、リアパーキングカメラなど、快適・安全装備を全車に標準設定しています。

 500X クロスは、レザーシート(前席8ウェイパワーシート付)やパドルシフト、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、フロントパーキングセンサーなど、長距離でも快適にドライブを楽しめる機能を搭載しました。

【了】

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