一気にベストセラーSUVに? 新型「RAV4」の実力試してわかったトヨタ久々のヒット作
新4WDシステムは『気持ちよ~く』曲がる?
では、新型「RAV4」の試乗と行きましょう。最初は、通常エンジンの2リッターから。絶対的な出力についちゃ全く不満無し。「RAV4」に搭載されているのは、世界最高クラスの熱効率を持つうえパワフルです。
しかも、171馬力もあり競合他車の2リッターを見るとせいぜい150馬力。さらに最近のトヨタはCVTの制御も上手になっています。
全日本ラリーでCVTを走らせ開発を進めているためか、キビキビ走ってくれます。パワフルなエンジン+上手に制御するCVTによりライバルの2.5リッターと同じくらいの元気良い走りを実現できました。
しかも、高回転域まで引っ張ったときのエンジンフィールが素晴らしい。試乗したらぜひ安全を確認出来る場所でレッドゾーンまで引っ張って欲しいくらいです。
ちなみに動力性能は、ハイブリッドの方が2ランクくらい上。なんたってシステム出力で222馬力もあるため、これまたエンジンフィール良い。
ハイブリッドというと『曇ったエンジン音』というイメージながら、新型「RAV4」は全開すると『かーん!』というスポーティなエンジン音を響かせダッシュします。同じクラスのディーゼルに勝るとも劣らず。
ハンドリングだってトヨタ車の中でトップ3に入るほどで、とくに新しい4WDシステムを採用している『アドベンチャー』や前後の重量配分がバランス良いハイブリッドはハンドル切ると『気持ちよ~く』曲がってくれます。
腰高のSUVと思えないほど。久々の日本登場となった「RAV4」ながら、イッキにベストセラーSUVになるかもしれません。
【了】
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
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