一気にベストセラーSUVに? 新型「RAV4」の実力試してわかったトヨタ久々のヒット作
約3年ぶりに国内市場に復活したトヨタの新型SUV「RAV4」。競合ひしめき合うSUV市場で「RAV4」はどのような戦いを繰り広げるのでしょうか。
燃費も装備も驚くほど凄い!新型「RAV4」
トヨタは、5代目となった新型「RAV4」を日本市場で販売。国内でのライバル車となる日産「エクストレイル」やスバル「フォレスター」はデビュー以来、モデルチェンジしても順調な販売台数をキープしてきたため、初代から継続して日本市場で販売を行ってきました。
ところがトヨタ「RAV4」の場合、2005年発売の3代目は日本で販売しましたが、極端な失敗作になってしまいます。デザイン的に厳しかった上、価格も割高。かくして4代目は日本市場への導入を見送ります。
そのあいだ、日本市場にSUVブームが到来し、今や世界的規模でのSUV人気となり、日本カー・オブ・ザ・イヤーも2年連続でSUVとなったほど。
興味深いことに日本で発売しなかった4代目はカッコ良かったため世界規模の人気車に。アメリカなんかメガヒットとなった結果、当然ながら5代目「RAV4」は日本でも発売することに。
一方、トヨタ側にも危機感あったといい、確かに今や世界中の自動車メーカーがSUVを作っているなかで、特徴の無いSUVを出しても売れません。新型「RAV4」には、全く新しい4WDシステムの採用や実用燃費の改善努力、さらにハイブリッドの動力性能を向上させるなど魂込めたそうです。
確かに、スペック見て驚きます。実燃費に近いWLTCモード燃費は、2リッターのFFモデルで15.8km/L(4WDは15.2km/L)。スバル「フォレスター」の2リッターマイルドハイブリッドが同14km/L。
燃費を大きなセーリングポイントにしているマツダのガソリンエンジン(スカイアクティブG 2.0)を搭載する「CX-5」の同14.6km/Lより圧倒的に良く、新型「RAV4」はダントツの燃費を誇ります。
価格だって頑張った。オートエアコンやアルミホイール、LEDランプに始まり、ACC(アダプティブ・クルーズ・ コントロール)といった装備や世界トップクラスの被害衝突軽減ブレーキ、サイド&カーテンエアバッグまで標準装備したエントリーグレード『X』(FF車)が260万8200円。
ほぼ同じ装備内容のマツダ「CX-5」より20万円も安いく、アメリカだと同等の価格を付けているホンダ「CR-V」はナビ付きながら55万円差もあるのです。
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