歓迎会注意! 飲酒運転に日本はまだ甘い? 最悪死刑も…厳しい世界各国の罰則とは

飲酒運転が原因となる事故件数はピーク時よりも約80%以上減りました。しかし、まだまだ根絶には至っていません。日本の法律は甘い!という声も聞きますが、果たしてそれは本当でしょうか?

まだまだ減らない飲酒運転 世界ではどう処罰される?

 2019年も4月に入り、全国各地で入社式が行われる季節になりました。入社式といえば、その後には新入社員の歓迎会が控えているのではないでしょうか。そして、こういったお祝いの場にお酒は欠かせない存在です。

 慣れない歓迎会で上司や先輩社員たちから注がれたお酒ともなれば、新入社員は上手に断ることができないかもしれません。そこで気をつけなければいけないのが、お酒を飲んだ状態でクルマを運転する行為、飲酒運転です。

飲み会のイメージ

 日本では、飲酒運転による事故があとを絶ちません。警察庁の発表では、飲酒運転が原因となる事故件数のピークは、2000年の2万6280件でしたが、2017年には3582件まで減少しました。

 ここ17年で約86%減少したことになりますが、まだまだ根絶には至らないのが現状です。また、飲酒運転の死亡事故発生率は平常時に比べて7.8倍、酒気帯び運転状態では18.3倍にも跳ね上がるというデータもあり、とても放っておける問題ではありません。

 飲酒運転とは、酒やアルコールを含む飲食物を摂取し、アルコールが体内に残ったままクルマを運転する行為のことを指します。アルコールが分解されない状態のままクルマを運転すると、情報処理能力、注意力、判断力などが低下し、正常な状態でクルマを運転することができなくなります。

 飲酒をしたら絶対に運転をしてはいけないことは全てのドライバーが知っているはずです。しかし、2017年では飲酒運転を起因とする死亡事故が204件起きています。なぜ未だに飲酒運転が止まらないのでしょうか。まずは日本の飲酒運転の罰則を見ていきましょう。

・日本

酒酔い運転:飲んだアルコールの量や数値に関係なく、運転手の状態によって判断(5年以下の懲役か100万円以下の罰金・3年間の運転免許取り消し)
酒気帯び運転:(0.15〜0.25mg):3年以下の懲役か50万円以下の罰金・90日間の運転免許停止(0.25mg以上):3年以下の懲役か50万円以下の罰金・2年間の運転免許取り消し。

 このように、日本では飲酒運転に対してかなり厳しい処罰が決められています。しかし、都心から離れた地域はクルマでしか移動できない場所もあり、「まさか自分が捕まるはずがない」と思って飲酒運転をしてしまうことがあります。過去、そして現在でも飲酒運転による交通事故は後を絶ちません。「バレなければ大丈夫」「自分は大丈夫」なんて考えは絶対にしないようにしましょう。

 次は、世界各国の飲酒運転の罰則です。

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