エッ! メルセデス・ベンツ「Eクラス」に1.5リッター!? 高効率エンジン搭載モデル追加
メルセデス・ベンツ「Eクラス/Eクラスワゴン」に新エンジンや新たな技術を搭載したモデルが追加され、2019年3月22日より受注受付を開始しました。
新エンジンを搭載した「Eクラス」
メルセデス・ベンツ「Eクラス」に、新技術を搭載した「E 200 アバンギャルド/E 200 4MATIC アバンギャルド」「E 300 アバンギャルド スポーツ」が追加され、2019年3月22日より注文受付を開始しました。
E 200 アバンギャルド/E 200 4MATIC アバンギャルドには、効率化と高性能化のための新技術「BSG (ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)+48V(ボルト)電気システム」を搭載した新開発の1.5リッター直列4気筒エンジンが採用されました。
「M264」エンジンは単体で最高出力184PS/最大トルク280Nmを発生します。ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現する「カムトロニック」も搭載され、状況に応じた最適な吸気を実現しています。
また、エンジン内部の摩擦低減対策として、メルセデス・ベンツが特許を取得した「コニックシェイプ加工」を採用しました。これは、熱膨張を考慮し、シリンダーウォールが底部に向けてやや広がる形に加工することで、ピストンが熱膨張した際の摩擦を低減するという新技術です。
さらに、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と「48V電気システム」は、回生ブレーキなどにより発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に応じて、最大トルク160Nmの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げます。
また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することができるようになったことで、さらに効率化が図られました。
E 300 アバンギャルド スポーツには、E 200と同じ「M264」の中でも、2リッター直列4気筒エンジンを搭載しています(最高出力258PS/最大トルク370Nm)。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「カムトロニック」を採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を実現しました。
価格(消費税込)は721万円から893万円で、納車は2019年6月以降の予定となります。
【了】