喋るクルマの次はFFミニバン? 今度のメルセデス・ベンツは3列コンパクトミニバンも準備!?

かつては上から降りてきたプレミアムが今は下から上に!

 さて、充実するプレミアム・コンパクト・セグメント。実はこの裏側には構造変化があります。その昔、メルセデスのブランド戦略は完全に“上から下”でした。まずフラッグシップのSクラスが高級車界を席巻し、次にミディアムのEクラスであり、コンパクトのCクラスが登場して世の中に伝わっていくイメージ。

 要はすべてのメルセデスは「プチSクラス」だったのです。実際、80年代に登場したコンパクトな190Eの愛称は「小(子)ベンツ」。

 しかし、今その構造は逆転し、まず買いやすいコンパクトクラスでブランドイメージを訴求し、そこから上がってきているといいます。

他ブランドからの乗り換えが多い新型「Aクラス」

 実際、今のAクラスはお客の6割が他ブランドからの乗り換えで、さらにそのうち7割が次もメルセデスを購入するといいます。つまり最初にAクラスを買い、次にCLAやCクラスを購入するのです。

 したがって、今はプレミアムコンパクトの多様化であり、魅力アップが必須なわけで、それもあってこのコンパクトクラスが8車種に増えるんじゃないでしょうか。筆者は日本のメルセデスファンのためにもBクラスミニバン(仮称)の登場を期待する次第です。ついでにオシャレなAクラスコンバーチブルも期待してます。

【了】

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