もっと気軽にレース参戦を! トヨタ「GR Supra GT4 Concept」を世界初公開
「ジュネーブモーターショー2019」にて、手軽にレース参戦が可能な「GR Supra GT4 Concept」を発表しました。
モータースポーツ専用の「GR Supra GT4 Concept」
トヨタは、「ジュネーブモーターショー2019」で新しい「GR Supra GT4 Concept」が世界初公開されました。
この 「GR Supra GT4 Concept」は、TOYOTA GAZOO Racing初のグローバルモデル「GR Supra」をベースとしたレーシングモデルの一つとして製作。欧州のモータースポーツ活動拠点であるトヨタモータースポーツが開発を担当しています。
GT4とは、欧州や米国でも人気を博しているカスタマーモータースポーツカテゴリーの1つで、市販車に改造を加えたレース仕様車をユーザーが購入し、スーパー耐久シリーズやVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)など世界中のさまざまなレースに参戦することができるものです。
お披露目された 「GR Supra GT4 Concept」のパワートレインは、シングルツインスクロールターボチャージャーを装備した3リッター直列6気筒ガソリンエンジンをオートマチックトランスミッションと組み合わせた仕様。モータースポーツ仕様のドライブシャフトとリミテッドスリップディファレンシャルも採用。
ボディサイズは、市販モデル(日本仕様)の全長4380mm×全幅1865mm×全高1295mmに対して、「GR Supra GT4 Concept」は全長4460mm×全幅1855mm×全高1250mmです。
また、市販モデルからさらなる軽量化を図るとともに、ロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウィングなどのレース専用部品を装着しています。
簡素化された車内には、高強度のロールケージとFIA規格の消火器、OMPレーシングシートを装備。このコンセプトカーには、モータースポーツ専用の燃料タンクと高速給油システムも装備されているのです。
GT4は、世界で最も急成長しているモータースポーツのカテゴリの1つで、ヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアで国内および地域のレースが開催されています。
過去には、世界のモータースポーツシーンで活躍していたスープラ。2019年は、米国で人気のNASCARエクスフィニティ・シリーズに加え、ニュルブルクリンク24時間耐久レース(SP8Tクラスを予定)に参戦を予定。また、2020年には日本国内の最高峰レースSUPER GTのGT500クラスにも参戦するといいます。
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