クルマも顔が命!? フロントグリルが特徴的な国産車5選

小型車も高級車も個性的な「顔」でアピール

●ダイハツ「ブーン STYLE」

まるでエクボがあるようなデザインの「ブーン STYLE」

 ダイハツ「ブーン」は2004年から販売されるハッチバック型の2BOXコンパクトカーです。2016年にデビューした3代目ブーンは標準グレードの「X」と、ヘッドライトやフロントグリル/バンパーの形状を変更した上級グレードの「CILQ(シルク)」をラインナップしていて、OEM供給先のトヨタでは「パッソX」「パッソMODA(モーダ)」として販売されています。

 2018年のマイナーチェンジで「X」と「CILQ」に加え、ダイハツのオリジナルデザインとなる「STYLE(スタイル)」がデビューしました。

 標準グレードの「X」はフロントグリル上部の水平ラインをシルバー塗装に加飾され引き締まった顔立ちになり、「CILQ」はバンパーの左右に設定されたL字型のベゼルで安定感と安心感、フロントグリルを囲うシルバー塗装で上品な雰囲気を表現しています。

 もっともユニークな顔の「STYLE」では、「CILQ」とは形状が異なるフロントグリルと、ホワイトのフォグライトベゼルを持つ専用バンパーなどで、丸みのあるカワイイ印象を表現しています。

●レクサス「LS」

進化した「スピンドルグリル」で押しの強さはピカイチの「LS」

「LS」はトヨタが北米市場向けに立ち上げた高級車ブランド・レクサスの最上級車として1989年にデビューしたフラッグシップセダンで、2017年発売の現行モデルは「LS」としては5代目になります。

 6ライトキャビン(左右の窓が合計6つある)を採用して、一般的な4ドアセダンとは異なるクーペのようなシルエットを持ち、その顔立ちは「GS」や「IS」と同様に、ひと目でレクサスとわかるものです。

 特徴的なフロントグリルの精彩で緻密なメッシュは、コンピューターで全体のバランスを整え、最高級セダンならではの風合いを感じさせるために、手作業を積み重ねデザインされたといわれています。

「LS」のパワートレインはシステム最高出力359馬力を発揮するV型6気筒3.5リッターエンジン+マルチステージハイブリッドシステム、もしくはV型6気筒3.5リッターツインターボエンジンで、ハイブリッドの「LS500h」では“EXECUTIVE”が1680万5000円(消費税込)と、フラグシップセダンと呼ぶに相応しい価格となっています。

●スズキ「クロスビー」

グリルとヘッドライトの形状がユニークさを醸す「クロスビー」

 スズキ「XBEE(クロスビー)」は2017年に登場した、5ナンバーサイズのコンパクトクロスオーバーSUVです。

 見た目は軽自動車の「ハスラー」と似ていますが、「ソリオ」や「イグニス」と共通のプラットフォームを使用する、まったく別なクルマになります。

「クロスビー」の特徴は丸型2灯式のヘッドライトと高さ方向に小さいフロントグリル、水平デザインのバンパーの組み合わせが生み出す、小動物の顔のようにも見えるファニーなルックスで、それが最大の魅力といえるでしょう。

 エンジンは1リッター3気筒直噴DOHCターボエンジンのマイルドハイブリッドシステムで、1.5リッター自然吸気エンジン並みの出力を持ち、1トン程度のボディを軽快に走らせることができます。

 4WD車には雪道やぬかるみなどでの発進時にスムーズに発進できる「グリップコントロール」や、急な下り坂でブレーキを踏まなくても自動的に車速を約7km/hにコントロールする「ヒルディセントコントロール」も標準装備するなど、機能的にもSUVとして魅力的なクルマです。

【了】

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