新型車の登場近し?  旧型が魅力的な末期モデル3選

モデルチェンジが迫ってくれば、ふつうは新型のクルマが欲しいと思うもの。しかし、もうすぐ旧型になってしまうクルマをあえて買う方法もあります。そのメリットは製品として完成度の高さ、今しか買えない仕様、そして、値引きです。そこでモデルチェンジが近いクルマ3台を紹介します。

まもなくモデルチェンジ! だからこそ今買いたい3台

 実はモデルチェンジ直前のクルマは狙い目です。完成度が非常に高いのに価格的には当然新型よりも割安になります。そんな今こそ買いたいモデルチェンジ前のクルマ3台を紹介します。

●マツダ「アクセラスポーツ/セダン」

発表された新型モデル「マツダ3(左)」、現行モデル「アクセラ(右)」

 Cセグメントである「アクセラスポーツ/セダン」の現行モデルは2013年に登場。マツダのデザインテーマである「魂動」を採用した、最新のマツダデザインモデルです。

 新型「アクセラ」はすでにデザインや仕様が次々に明らかにされ、日本でも2019年1月に開催された「東京オートサロン2019」において、海外名の「マツダ3」としてお披露目されています。

 新型のデザインが好みなら新型を待つべきですが、近年のマツダは年次改良によってクルマが進化していることをアピールしています。現行の「アクセラスポーツ/セダン」も2013年から数々の改良が施され、非常に完成度が高くなった状態です。

 仮に新型を買っても、先々の年次改良によって改良されてしまうなら、逆に改良を重ねて完成度の高い現行「アクセラスポーツ/セダン」を買うという選択も悪くありません。

●トヨタ「カローラアクシオ/フィールダー」

上が現行トヨタ「カローラフィールダー」、下が新型「カローラワゴン」(欧州仕様)

 2012年に登場した現行「カローラアクシオ/フィールダー」は、5ナンバー枠に収まる取り回しが良好なサイズです。さらに先代モデルよりも全長を小さくしながらも室内スペースを広げたという、運転しやすく、中は広いという非常に使いやすいクルマになっています。

 モデル途中の2013年には「アクア」と同じ1.5リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様を追加。すぐに人気となり、「プリウス」よりもコンパクトで、従来ながらの落ち着いたボディデザイン、人も荷物も積みやすい、しかも燃費の良いクルマとして好評です。

 2015年のマイナーチェンジでは、現在のトヨタ車デザインの「アンダープライオリティ」を採用しています。いわゆる“口がでかい”いま時のトヨタ顔になっていることから、現行モデルでもしばらくは古さを感じさせないモデルです。

「カローラ」シリーズでは、2018年に5ドアハッチバック「カローラスポーツ」が登場し、全車コネクテッド・カーとなるほかクルマ全体のブラッシュアップが図られました。

 すでに、新型「カローラワゴン」は、2019年中に新型が発売されるとアナウンスされていますが、この流れでセダンの「カローラアクシオ」と、ワゴンの「カローラフィールダー」が新しくなれば、サイズアップは必至で、価格帯も変わってくると予想されます。

●マツダ「CX-3」

現行モデルの「CX-3」

「CX-3」はマツダのSUVのなかで最小モデルですが、2019年3月5日に開幕のジュネーブモーターショーにおいて、世界初公開となる新型SUVを出品すると発表しており、これが新型「CX-3」ではないかといわれています。

 一方、このSUVは新型「マツダ3(アクセラ)」がベースともいわれ、これが新型「CX-3」になるとすると、ボディサイズの拡大は必至です。

 現行「CX-3」は「デミオ」がベースのため、同じホイールベース。「アクセラ」よりも狭い全幅となっていますが、新型「マツダ3(アクセラ)」ベースとなると現行モデルのコンパクトさがなくなり、価格帯も上がる可能性があります。

 現行「CX-3」のサイズが気に入っているのであれば、現行モデルを狙い目です。「CX-3」も他のマツダ車と同様に年次改良が行なわれ、最近では2018年5月に大幅改良されたため、全く古さを感じません。

 また、現行「CX-3」もそうだったように、新型が登場した当初は仕様が限定され、その後、徐々に広がっていくこともあります。エンジン、トランスミッション、駆動方式など、現行モデルのほうが選択肢は多いかもしれません。

【了】

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