高速道路のETCレーンの開閉バーが開かない! 原因やトラブル時の対処方法とは
高速道路の料金所でETCレーンを通過しようと思ったら開閉バーが開かない。一瞬のことでパニックになりそうですが、そんなトラブルに遭遇した場合、どう対処すべき。そして先行のクルマがETCレーンで急停車した場合に備えることは?
全国利用率90%を超えるETC
高速道路のスムーズな走行に便利なETC。国土交通省のウェブサイトによると、2018年11月の時点では全国で91.7%がETCを利用しています。(うち、18.3%はETC2.0を利用)
ドライバーに欠かせない存在になりつつあるETCですが、「通過しようとしたら開閉バーが開かない」といったトラブルも報告されています。その原因と対処法について、NEXCO東日本広報課に聞きました。
──開閉バーが開かない時に考えられる原因を教えてください。
開閉バーが開かない一番の原因はETCカードの挿し忘れで、トラブル全体の約4割を占めます(2015年実績)。他には、ETCカードの有効期限切れや、一般レーンや混在レーンと誤認されたお客さまの進入などが挙げられます。
──開閉バーが開かない時に路側表示機に表示される表示の種類を教えてください。
ゲートが開かない時には原因に応じて路側表示器に「4輪STOP停車 2輪ETC退避」、「バック禁止」、「STOP停車 お待ちください」、「STOP停車 通行券発行」、「正しく通信ができません」、「この車線はETC専用です」、「カードが確認できません」、「カード期限が切れています」、「このカードは使えません」、「走行経路が不明です」のどれかを表示します。
──開閉バーが開かない時にはどう対応すれば良いか教えてください。
四輪車でETCの場合は、入口の料金所でETCレーンの開閉バーが開かない場合は、通行券を発券しますのでお取りいただき、出口の料金所で「ETC/一般」または「一般」の表示があるレーンをご利用になり、係員に入口の開閉バーが開かなかった旨をお申し出いだたいた上で、通行券とETCカードを係員にお渡しください。
出口で通行料金をお支払いいただく料金所でETCレーンの開閉バーが開かない場合は、係員が車線に出向きご案内いたしますので、そのままお待ちください。なお、料金所事務室でお支払いの手続きをお願いすることがあります。