多様化するニーズ クルマ業界の衰退が第二の「サムスン依存」問題に発展する可能性とは

「クルマ離れ」が日本経済をダメにする?

 日本でクルマが一般的に普及して約半世紀経ちます。では、あらゆる要素や社会的背景によってクルマを使う場面は変わっていのでしょうか。

 クルマの使う場面について、「くるまのニュース」で実施した『クルマは買うもの?借りるもの』というアンケートでは、約9割のユーザーが「買うもの」と回答。

 ユーザーの『クルマの使い方』については、「通勤や普段の足として」というコメントが多く見られたほか、「週末はドライブに使いたい」といったクルマを楽しみのひとつとして捉えている人も多くいました。

 一方で、都会であれば「カーシェアリング」で十分という意見も存在。自分が住んでいる地域によって必要な重要度が違うことが分かります。

 このようなユーザーニーズの変化には、単に「クルマに対する魅力が減った」というよりは、地域格差の問題や人々の生活に関わるライフスタイルの変化ともいえるのです。

地方では手軽な「軽自動車」が普及している

 日本の基幹産業「自動車業界」。自動車メーカーだけでなく、関連する部品メーカーや製造・物流業界をひっくるめると日本経済への影響は計り知れません。世界の有力企業ランキングでもトヨタ・ホンダ・日産を始めとする日本の自動車ブランドが活躍しています。

 この先、お膝元の日本で「クルマ離れ」が進むと韓国の「サムスン依存」ならぬ、「クルマ依存」となる可能性も出てきます。

 ユーザー自身の「クルマ」への関心と自動車メーカーや関係省庁が提案する「手の届きやすいクルマ」という部分が歩み寄ることで、日本の将来が決まるといっても過言ではないようです。
 
【了】

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