東京湾の真ん中に「滑り台」? アクアライン、RPG並みのダンジョン探検ができるスポットだった!

東京湾に架かる神奈川県と千葉県を結ぶ「東京湾アクアライン」。実は、裏側を探検できるツアーが年一回開催から毎週開催されるようになったのです。どのような探検ができるのでしょうか。

倍率22.7倍!の東京湾アクアライン探検ツアーが毎週開催

 豪華客船をモチーフにして、設計された東京湾アクアラインの休憩施設「海ほたる」は、開業から21年を迎え、年間利用者数も約800万人という人気施設になりました。

 この海ほたるにて、年に1度開催されてきた超人気の探検ツアーが2019年1月中旬以降、個人の人は毎週「火曜日」「水曜日」、団体(20名から50名)の人は毎週「木曜日」「金曜日」に参加できるようになります。どんな探検が楽しめるのでしょうか。

海ほたるの全景(提供:NEXCO東日本)

 海ほたるの地下からスタートするこのツアーは、毎年8月に開催されて来た「サマーフェスティバルin海ほたる」内のイベントとして参加者を抽選で選ぶ形で開催されていました。

 大変人気が高く、その倍率はなんと最高22.7倍。これまで12回開催され、回を追うごとに人気が高まって来たようです。その超人気イベントが、2019年1月16日より「東京湾アクアラインの裏側探検ツアー」として毎週開催されることになったのです。

 このツアーは、普段入ることのできないアクアラインの地下を探検できるほか、トンネル内で火災があった際に避難をするルートや避難用「すべり台」などが見学可能となっています。

 火災といえば、アクアラインには専用の消防車が用意されています。開通時から変わらない3台の消防車ですが、これまで一度も消火活動のため出動したことはないそうです。

 この消防車、どこがアクアライン専用かというと、そのサイズです。同じいすゞのエルフベースでも従来の消防車とは車高や車幅が異なっていて、大型車が走行できない高さ2.75m×幅3.65mの専用ルートを安全に走れるよう、コンパクトな設計になっています。

 なお、トンネル火災が発生した際には、まず、道路管制センター(さいたま市)から遠隔操作で初期消火を行います。アクアライン全体の消防については、橋の部分はすべて木更津市が担当し、トンネル内の消防については上りが木更津市、下りが川崎市の担当です。初期消火が遠く離れたさいたま市から行われることには驚きです。

東京湾アクアラインの裏側探検ツアーを画像で見る

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