300台以上のオーテック車が生誕の地に一斉里帰り! 貴重なモデルも多数参加「AOG湘南里帰りミーティング2018」
日産のカスタムカーや福祉車両などを手掛けるオーテックジャパンの「AOG湘南里帰りミーティング2018」が今年も開催されました。300台以上のオーテック車が集まり、大いに盛り上がりました。
今年も開催!「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング2018」
オーテックジャパンという会社をご存知でしょうか?日産車をベースにカスタムカーや福祉車両、商用特装車などノーマルにはない車種を生み出している会社です。そのオーテックジャパンが手掛けた車両が一堂に会するのが、「オーテックオーナーズグループ(AOG)湘南里帰りミーティング」なのです。
そもそもこの里帰りミーティングは、2004年に開催された「オーテックオーナーズフェスティバルin大磯」に端を発し、2006年から里帰りミーティングとして毎年開催されており、今回で13回目を迎えるイベントとなっています。(2013年は台風接近に伴い中止)
このイベントの参加資格はただひとつ、オーテック車のオーナーであること。そのため、ライダーシリーズやアクシスシリーズ、そして2018年に新たに登場したAUTECHシリーズに代表されるカスタムカーから、ライフケアビークル(LV)と呼ばれる福祉車両、そしてタクシーなどの働くクルマまで、オーテックジャパンが手掛けた車種であればすべて参加OKです。
今回の参加車ではいませんでしたが、1995年から逆輸入車としてオーテックジャパンが販売した「クエスト」も参加資格があるのです(並行輸入車はNGです)。
また、2017年4月からはオーテックジャパン内に「ニスモカーズ事業部」が設立されたことで、NISMOロードカー全車種も参加可能となったため、より多くのユーザーが参加できるイベントなっています。
会場となったのは大磯ロングビーチ 第一駐車場(神奈川県大磯町)。オーテックジャパンの本拠地である茅ケ崎(湘南)で作られ、全国に出荷された(嫁いで行った)車が、再び生誕の地に集結することから、「湘南里帰りミーティング」と呼ばれています。
300台以上のオーテック車が集結!
ここ数年は残念な天候の中で開催されることが多かった里帰りミーティング。今年も直前まで天気予報は雨マークとなっていましたが、当日は厚着をしていると暑いくらいの快晴となりました。
北は北海道、南は福岡と全国各地から318台、568名が参加し、大いに盛り上がりました。
イベント冒頭で挨拶をしたオーテックジャパン代表取締役社長兼CEOの片桐隆夫氏は、「新ブランドの『AUTECH』を象徴するボディカラーである“AUTECHブルー(湘南ブルー)”ですが、この色は正にこの里帰りミーティングの会場から見える海と空をイメージしたもので、『AUTECH』のアイデンティティを象徴するブルーです」と話し、思わずこれから登場予定のエクストレイルAUTECHの発売時期を発表してしまうサプライズまでありました。
※編集部注:エクストレイルAUTECHは2019年1月発売予定と発表されました
会場にはNISMOアンバサダーのミハエル・クルム氏とAUTECHレースクイーンの長沼まゆさんも登場。トークイベントではNISMOドライビングアカデミー校長でもあるクルム氏がドライビングポジションの取り方や運転のコツなどをレクチャーし、参加者は熱心に耳を傾けていました。
また、会場に多くのブースが用意され、AUTECHブランドの世界観を表現する「AUTECHブース」や「生産ブース」、「エンジン開発ブース」などには多くの参加者が足を運んでいました。もちろん、AUTECHシリーズやNISMOシリーズ、ライフケアビークルの展示もあり、毎年おなじみとなった神奈川県警が保有するスカイラインGT-R 40th Anniversary(いわゆる4ドアGT-R)も登場してその雄姿を見せてくれました。
あなたもオーテック車のオーナーであれば、次回はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。また、今クルマの購入を検討している人は、こういった楽しいイベントが用意されているオーテック車を候補に入れてみるのもいいかもしれませんね。
【了】
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。