首都高は「C」、名古屋高速は「R」、阪神高速は「L」 環状線の呼び名が違うのはなぜ?
高速道路の環状線には、「C」や「R」、「L」といったアルファベットが付けられています。これらはどういった意味があるのでしょうか。また、これらのアルファベットは、高速道路の案内のための大きな役割を担っているようです。
環状道路の異なるアルファベット表記の意味
首都高速道路をはじめ、名古屋、大阪、福岡などの都市高速道路には、輪のように作られている「環状道路」が存在します。
この環状道路ですが、首都高速道路および福岡高速道路では「C」、名古屋高速道路では「R」(2017年11月以前)、阪神高速道路では「L」と、それぞれで別のアルファベットで路線番号が付番されています。
首都高速道路を管轄する首都高速道路株式会社にうかがったところ、「C1」などの「C」は「“Circle”の頭文字のC」であり、環状道路という意味でつけられているようです。
名古屋高速道路では、2017年11月以前、環状線の路線番号を現在の「C」に変更するまでは「R」を採用していました。名古屋高速道路を管轄する名古屋高速道路公社に「R」について伺いました。
──環状線に使われていた「R」はどういった意味があるのでしょうか。
「R」は環状を意味する「Ring」の頭文字になります。
──なぜ、「C」に代わったのでしょうか。
2017年12月22日にNEXCO中日本と共同で発表しておりますが、高速道路(高速自動車国道)の「高速道路ナンバリング」をするということで、全国的に表記をアルファベットと数字で表記することになりました、それに伴い、名古屋高速の都心環状線が「C1」、NEXCO中日本の名古屋第二環状自動車道が「C2」、東海環状自動車道が「C3」に変わりました。
1 2