米国でも大きな問題「あおり運転」 日本製ドラレコに世界が注目
日本同様にアメリカでも「あおり運転」が大きな問題になっているようです。ドラレコの普及率もかなり高いアメリカにおいて、日本のカー用品メーカーが最強ドラレコで米国市場に進出しました。
アメリカでも8割以上が「あおり運転」を経験
英語では「ロード・レイジ」(Road Rage)といわれる「あおり運転」は、日本だけではなく、一般市民がクルマを自由に使える国ならどこでも起こる可能性があります。もちろん、アメリカにおいても日常茶飯事的に発生しているといいます。その米国市場において、日本のカー用品メーカーが「360度撮れるドライブレコーダー」の販売を開始。日本の最先端技術がアメリカのあおり運転にも威力を発揮するのでしょうか。
アメリカ自動車協会(AAA)の調査によると、アメリカ人の8割以上が「後続車から煽られたことがある」と回答。日本でもJAFや保険会社が同様の調査を行っていますが、やはり8割前後のドライバーが「煽られた」経験があると答えています。
あおり運転が原因の事故や事件がクローズアップされたことで、この1年間はとくに関心度が高まり、自衛策の一つとしてドライブレコーダー(以下:ドラレコ)を購入する人も急速に増え、自動車用品店でのドラレコの売り上げは、前年の2倍、3倍にもなっているそうです。
日本のカー用品メーカーが最強のドラレコをもって米国市場に進出
アメリカでも、もちろんドラレコは販売されており、日本の数倍もの大きな市場があります。ちなみに、日本ではドライブレコーダーを略して、ドラレコといいますが、英語圏では一般的にダッシュカメラ、オンダッシュカメラ、ダッシュカムなどといわれます。「ダッシュボード上にセットされたカメラ」という意味です。
その米国ドラレコ市場に、日本のカー用品メーカーであるカーメイトが「360度撮れるドラレコ」として、先日開催されたSEMA2018に出展し、11月1日から米国での販売を開始しました。なお、アメリカでのブランド名は、カーメイトではなくRAZO(レッツォ)を使用していますが、これはすでにRAZOブランドのカー用品(シフトノブやペダル類)がアメリカで定着しているためだそうです。