「冬タイヤ」への交換はいつがいい? 早めに履き替える“メリット”と交換前に確認したいポイントとは
北海道や青森県で初雪が観測されるなど、本格的な冬の訪れが近づいています。雪道を安全に走るためには冬タイヤへの交換が欠かせませんが、履き替えはいつ頃おこなうのがよいのでしょうか。交換時期の目安や、交換前に確認しておきたいポイントを紹介します。
冬タイヤ、いつ替えるのが正解?
2026年10月22日、北海道の稚内、旭川など4地点で初雪が観測されました。10月28日には、北海道の16地点に加え、青森県青森でも初雪を観測。これは、平年と比べて11日、前季と比べて14日早い観測です。

北海道や東北地方などでは、10月下旬から11月中旬にかけて初雪を観測する地域が多く、たとえば、気象庁の1991年~2020年までの30年統計の平均値をみると、札幌市における雪の初日は10月28日、終日は4月21日となっています。
また、秋田市では11月15日、岩手県盛岡市では11月9日などが平均値となっており、11月上旬から中旬にかけての初雪が予想されます。
このように雪が降る地域では、スリップ事故やスタックなどを防止するため、クルマのタイヤを適切な時期に交換しておく必要があります。では、冬タイヤへの交換は、何を目安にしておこなえば良いのでしょうか。
タイヤ交換の時期に関して、降雪地域に住む人からは「雪の天気予報を見てから交換する」「雪が降ってきたら」などの声も聞かれますが、タイヤ交換は初雪の1か月前をひとつの目安に、余裕を持っておこなうのがオススメです。
その理由は、新品の冬タイヤの場合、本来の性能を発揮させたり長持ちさせたりする目的で、一定距離の「慣らし走行」が推奨されているからです。一般的に冬タイヤの慣らし走行では、時速60km以下で200km以上の走行距離が必要とされています。
また、交換時期を早めることで、お店などでタイヤ交換をしてもらう場合に混雑を避けられたり、新しいタイヤを購入するときに在庫切れのリスクを避けられたりするというメリットもあります。
加えて、早めにタイヤ交換をしておけば、急に変わりやすい冬の天候にも慌てず対応できます。
初雪が観測されると、お店や自動車整備工場への予約が急増する傾向にあるため、お店などにタイヤ交換を依頼する際は早めの予約を検討しましょう。
なお、新品のタイヤでなければ基本的に上記の「慣らし走行」は不要ですが、タイヤ交換前にはタイヤの溝の深さや硬さ、空気圧などの状態をきちんと点検しておくことが重要です。
タイヤの溝を点検する際は、「プラットホーム」と呼ばれる溝の突起部分を確認し、プラットホームが露出(新品時から溝が約50%摩耗した状態)していれば、冬用タイヤとしての性能が低下しているため、新しいタイヤと交換しましょう。
さらに、経年劣化などでタイヤのゴムが硬くなると、溝が十分に残っていても、氷雪路でのグリップ性能が低下することがあります。タイヤ交換の際には、お店の硬度計などで確認できるか相談してみても良いでしょう。
そして、空気圧に関しても、適正でなければタイヤの性能を十分に発揮できない可能性があります。適正な空気圧は、クルマの取扱説明書や運転席側のドア付近に記載されているため、確認の上、お店やガソリンスタンドなどで調整することが大切です。
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今後は、全国各地で初雪の観測が予想されます。いざというときに慌てることがないよう、事前にタイヤ点検をした上で、早めのタイヤ交換を心がけましょう。
また、自分自身でタイヤを交換するときは、コンクリートやアスファルトなど平坦で硬い場所を選ぶほか、ホイールナットの向きや、車種ごとに定められた規定トルクでの締め付けなどにも十分注意しましょう。
特にタイヤ交換後には、タイヤの脱落事故もたびたび発生していることから、走行中に異音がしないか、ホイールナットが緩んでいないかなど定期的な点検をおこなうことが肝要です。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。





















