トヨタ「ルーミー」は次期型で“ハイブリッド”に? 燃費アップに期待も「価格」はどうなる? 登場からまもなく10年の人気車を考察
トヨタ「ルーミー」のデビューは2016年11月。まもなくデビュー10年が経過しますが、今もなお人気を維持し続ける超ロングセラーモデルです。とはいえ、さすがにそろそろ次期型についても気になるところ。その将来像について考察します。
フルモデルチェンジの行方とハイブリッド化を徹底考察
トヨタが販売するスライドドアを備えたコンパクトハイトワゴンである「ルーミー」。現行型のデビューは2016年11月ということで、まもなく10年が経過しようとしているモデルです。
2026年上半期の販売台数は5万2342台を記録して5位にランクインしており、しかも前年対比116.6%と、むしろ昨年よりも販売台数を伸ばしているほどの人気を集めています。
183万400円から234万6300円(すべて消費税込、以下同)という低価格な設定であることや、全長3700-3705mm×全幅1670mm×全高1735mmの極めて小さなサイズ感で、軽自動車からのステップアップユーザーをはじめ、ミニバンなど大きなクルマからのダウンサイザーなど、幅広いユーザー層から愛用されているようです。
とはいえ、さすがに10年選手ともなるとそろそろ次期型の登場もウワサされるタイミング。
ということで、次期型ルーミーがどんなモデルになるのか考察してみたいと思います。
まず大前提として、ルーミーはトヨタで販売されていますが、実はダイハツが販売する「トール」のOEMモデルとなっています。ルーミーのほか、スバルへ「ジャスティ」としても供給されています。
![トヨタ「“次期型”スライドドアワゴン」まもなく登場か?[画像は現行型「ルーミー」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/09/20260907_TOYOTA_ROOMY_AnotherStylePackage_001.jpg?v=1788750828)
ただ、2023年末に発覚したダイハツの認証不正問題を契機に、今は小型車事業の主導権がトヨタへ移管となりました。
開発から認証までトヨタ側が責任をもって管理すると宣言しており、そのため次期型ルーミーの開発が当初よりも遅れているといわれています。
とはいえ大元となる車種がダイハツ車であることは変わりないため、次期型ルーミーにも現在ダイハツが保有するプラットフォームやパワートレイン、その他の技術が投入されることは間違いないといえるでしょう。
そう考えると、旧式の「Aプラットフォーム」から、同じくダイハツ主体で開発されているコンパクトSUVのトヨタ「ライズ」/ダイハツ「ロッキー」/スバル「レックス」ですでに採用されている「DNGA-Aプラットフォーム」に一新され、シャシー性能が大きく向上することは確実視されています。
この“DNGA-A”はダイハツの軽自動車などにも採用されているものであるため、現行型の美点でもある5ナンバーサイズを僅かに下回る全幅なども踏襲される可能性が高いと思われます。
現行型のパワートレインは、直列3気筒1リッターの「1KR型」自然吸気(NA)エンジン仕様と同ターボ仕様の2種類が用意されています。
こちらも同様に、ライズ/ロッキー/レックスに搭載されている1.2リッターハイブリッドシステムである「e-SMART HYBRID」が搭載されるのではないかと見られています。
e-SMART HYBRIDはエンジンを発電専用とし、走行は100%モーターというシリーズハイブリッドシステムとなっており、低燃費とモーター駆動のトルクフルな走りを両立するものとなっています。
ただ、ハイブリッド化によって、ルーミーが支持される理由のひとつであるはずの価格が上昇するのは間違いありません。
ライズ/ロッキー/レックスの場合、同一グレードのガソリンモデルに比べ、ハイブリッド車は約30万円高となっており、次期型ルーミーも同様のケースが想定されます。
したがって、手ごろな価格帯の車両を求めるユーザー向けに、通常のガソリンモデルも残されるのではないでしょうか。
※ ※ ※
と、ここまで次期型ルーミーの予想をしてきましたが、現行モデルは2026年8月に一部改良を実施して、先進安全装備の強化やSRSサイドエアバッグ&カーテンシールドエアバッグの全車標準化などが行われたばかり。
前述の開発遅れなども考えると、実際にフルモデルチェンジがなされるのは、まだもう少し先の話になりそうです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

































