48年ぶり復活!? 新たな「“ちいさな”商用バン」世界初公開! レトロな“丸目ライト”が超イイ! “箱型ボディ”でたくさん積めそうなシトロエン「2CVフルゴネット・コンセプト」仏国で披露
シトロエンは2026年10月12日、フランスで開催中の「パリ・モーターショー2026」において、「2CVフルゴネット・コンセプト」を発表しました。1978年に生産を終えた往年の小型商用バンを現代的に蘇らせた新モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
48年ぶりに蘇った“働くドゥ シュヴォ”
シトロエンは2026年10月12日(現地時間)、フランスで開催中の「パリ・モーターショー2026」において、コンセプトカー「2CVフルゴネット・コンセプト(2 CV Fourgonnette Concept)」を発表しました。小型商用車の歴史に大きな足跡を残した「2CVフルゴネット」の象徴的なシルエットを、自由な発想で現代的に再解釈したモデルです。
このモデルは、シトロエンのデザイナーたちが手がけたデザインスタディで、“パッションプロジェクト(情熱から生まれた企画)”と位置づけられています。近い将来の市販モデルを予告するものではありませんが、新たな検討の可能性を広げるものとされています。今回の発表では、価格や発売時期は明らかにされていません。
もとになった「2CV(ドゥ シュヴォ)」は、1948年のパリ・モーターショーで公開されたシトロエンの小型車です。1990年に生産を終えるまでに511万台以上が生産され、そのうち124万台以上がバンでした。商用車版の2CVフルゴネットは、1951年に登場しています。
2CVフルゴネットは、何世代にもわたって職人や商店主、配達ドライバーの仕事を支えてきました。ひとつの時代を象徴し、今も特別な感情を呼び起こすこの商用車をよみがえらせたいという、デザイナーたちの自然な思いから生まれたのが今回のコンセプトです。
デザイナーたちが目指したのは、その精神を現代的な視点でよみがえらせることです。具体的には、手頃で実用的、そして工夫に富んだ電気自動車に、ひと目でそれとわかる親しみやすいデザインを組み合わせるという考え方です。
2CVフルゴネット・コンセプトは、同じ会場で並べて披露された「2CVコンセプト(2 CV Concept)」の小型商用車版として構想され、その基本的な考え方を受け継いでいます。必要なものに絞り込むこと、工夫を凝らした設計、そして使いやすさへのこだわりです。
このため、新しい2CVの核にある要素、つまりシンプルで楽しく、より人間らしい電動モビリティを、仕事の世界に持ち込むモデルとされています。

シトロエンのCEOを務めるグザビエ・シャルドン氏は、2CVフルゴネットについて、単なる仕事の道具ではなく日常の一部だったとしたうえで、シンプルで独創的、手頃であり、商用車にはめったにない“魂”を持っていたと述べています。そして、役に立つことがありきたりであってはならないからこそ、その精神をいまよみがえらせるのだと語っています。
シトロエンは、このコンセプトを通じて、1世紀以上にわたって築いてきたプロフェッショナルとの深い関係をあらためて示しました。仕事をする人や事業を営む人、毎日移動する人の生活を楽にするクルマを届けることは、ブランドのDNAに深く根付いているといいます。
なお、2CVフルゴネット・コンセプトのボディサイズや詳細なパワートレインなどは、現時点では明らかにされていません。
一方、2CVコンセプトは、2028年までにシトロエンのラインナップに加わる将来モデルを示すものです。コンセプトカーの全長は3.76mで、車重は約1トンを目標としています。将来モデルは欧州で生産され、目標とする車両価格は1万5000ユーロ前後から(約265万円 ※2026年10月中旬時点の為替レート換算)とされています。
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2CVフルゴネット・コンセプトは、2028年までにラインナップへ加わる将来モデルを示す2CVコンセプトの小型商用車版として、デザイナーたちが描いたデザインスタディです。
手頃で実用的な電気自動車というかたちで、往年の“働くバン”の精神を現代に描き直したこのモデル。シトロエンは、2CVフルゴネットの精神が今も色あせず、インスピレーションを与え続けていることを示す存在だとしています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。























































































