ホンダ「プレリュード」のライバル!? 11年ぶり復活の「新“2ドア”スポーツカー」世界初公開! 流麗ボディに斬新“ダブルバブル”ルーフ採用! プジョー「RCZビジョン」仏国で披露
プジョーは2026年10月11日、新たなコンセプトカー「RCZビジョン」を発表しました。2015年に生産を終えたスポーツクーペ「RCZ」の後継として、11年ぶりにその名が復活した新モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
4人乗りスポーツクーペ「RCZ」の後継モデル
プジョーは2026年10月11日(現地時間)、新たなコンセプトカー「RCZビジョン(RCZ Vision)」を発表しました。フランスで開催中のパリ・モーターショー2026で世界初公開され、プジョーの将来を示すブランドマニフェストとして位置付けられています。
その名が示す通り、RCZビジョンは2009年に登場し、2015年まで生産されたスポーツクーペ「RCZ」の後継モデルです。RCZの生産終了から数えると、実に11年ぶりにその名が復活したことになります。
ただし、かつてのRCZをそのまま復刻したモデルではありません。プジョーが「Feline Future(フェライン・フューチャー)」と呼ぶ新たなデザイン思想を具現化し、将来のプジョー車に採用されるデザインや技術の方向性を示しています。
エクステリアは、低く構えたスポーツカーらしいプロポーションが特徴です。前後のショルダー部分を大きく張り出させ、ボディサイドを深く彫り込む一方、キャビンは「ガラスの泡」のように薄く透明感のある造形とすることで、力強さと流麗さを両立しました。
なかでも目を引くのが、初代RCZを象徴した「ダブルバブル」形状のルーフです。RCZビジョンでは、ガラス部分をボンネット付近からリアまで連続させるようにデザインし、特徴的な2つの膨らみをさらに強調しています。
リアには、初代RCZと同様に走行時のみ展開するアクティブスポイラーを採用。停車中はボディと一体化して目立たない構造とし、必要なときだけ展開することで空力性能を高めます。
フロントには、ライオンの爪痕をモチーフとした3本の発光シグネチャーを水平に配置。その上部には薄型の「Thin Lens LED(シンレンズLED)」ヘッドライトを組み合わせ、従来のプジョーとは異なる新たな表情をつくり出しました。
フロントバンパーには大型の「RCZ」グラフィックを配置し、エアインテークのグリルにも小さなRCZの文字を繰り返しあしらっています。足元にはフロント21インチ、リア22インチの鍛造アルミホイールを装着し、歴代RCZのホイールを思わせる三角形の意匠も取り入れられました。
インテリアは4人乗りで、後席には大人2人が座れるスペースを確保。後席シートバックを倒すことで荷室を拡大することもでき、スポーツカーらしいスタイルだけでなく、グランドツーリングカーとしての実用性も意識されています。
日本で販売されているホンダ「プレリュード」も4人乗りのスペシャリティクーペで、全長4520mm×全幅1880mm×全高1355mmのワイド&ローなボディに、2リッターエンジンのe:HEVを搭載するFFモデルです。
RCZビジョンはボディサイズや駆動方式が現時点で明らかにされておらず、パワートレインも大きく異なりますが、もし市販化されれば、4人乗りクーペという共通点からプレリュードのライバル候補になりそうです。
運転席では、次世代の「PEUGEOT i-Cockpit(プジョーiコクピット)」を提案しています。最大の特徴は、一般的な丸型ステアリングホイールとは大きく異なる「Hypersquare(ハイパースクエア)」と、透明なマイクロLEDディスプレイの組み合わせです。
ハイパースクエアには4つのリング状操作部を設け、主要な機能を手元で操作できるようにしています。また、ステアリングには機械的な接続を持たない「ステア バイ ワイヤ」システムを採用し、電子制御によって車速に応じてステアリングの応答を変化させます。
さらにRCZビジョンは、プジョー車として初めて「ブレーキ バイ ワイヤ」も採用します。ブレーキペダルとブレーキ機構の油圧による直接的なつながりを電子制御に置き換え、より緻密な制動力のコントロールや回生ブレーキとの連携を可能としました。

パワートレインは最高出力500馬力を発揮する電動ユニットを搭載します。なお、モーターの搭載数や駆動方式については明らかにされていません。
プラットフォームには次世代の「STLA One」をベースとするアーキテクチャを採用。ファクトリアル・エナジーと共同開発した全固体電池と1000Vの高電圧システムも組み合わせています。
バッテリーは厚さわずか110mmとされ、RCZビジョンの低く流麗なシルエットにも貢献。一充電あたりの航続距離は最大600kmを想定し、電力消費率は11.5kWh/100kmを目標としています。
充電性能も高く、バッテリー残量10%から80%までわずか10分で充電可能としています。
さらに運転支援では、レベル2++相当の技術を採用。市街地や郊外路などで、必要に応じてハンズフリー走行を利用できるとしています。
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現時点で市販化の時期や価格などは明らかにされていませんが、11年ぶりに復活したRCZの名を持つだけに、今後の展開が注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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