「2.5リッター」パワフル走りの本格派か! リッター「23.4km」超低燃費の先進ハイブリッドか! 大激戦の「コンパクトSUV」マツダ「新型CX-30」と日産「新型キックス」最新2モデルを徹底比較!
コンパクトSUVの販売が好調です。国内外の各社から多彩なモデルが揃い、激戦を繰り広げています。今回は、2026年7月の一部改良で新たに2.5リッターマイルドハイブリッドを搭載したマツダ「CX-30」と、同年6月にフルモデルチェンジした日産の新型「キックス」の最新2モデルについて、カーライフジャーナリストの渡辺陽一郎氏が徹底比較します。
安全装備と運転支援機能比較
CX-30では、2リッターエンジン搭載車は安全装備の一部がメーカーオプションになったりしますが、2.5リッターエンジン車は充実しています。

新型キックスも、「X+」と最上級の「G」であれば、運転支援機能やSOSコールを含んだ最新の安全装備がひと通り揃います。
後方の並走車両を検知して知らせる安全装備は、CX-30は全車に標準装着されます。
新型キックスはGに標準装着され、「X」とX+はメーカーオプションという扱いです。標準装備で手に入る安全装備という面では、CX-30が優位に立ちます。
燃費性能比較
CX-30に2.5リッターガソリンマイルドハイブリッドを搭載する2WDのWLTCモード燃費は15.5km/Lです。
対する新型キックスG(2WD)は23.4km/Lです。
両車が同じ距離を走った場合、キックスのガソリン代は、燃費数値上はCX-30の66%に抑えられます。
買い得グレード/価格の割安度/納期比較
CX-30の買い得グレードは、2.5リッターエンジンを搭載する最上級の「25エアーエディション」(352万円/2WD)です。
2リッターの20エアーエディションに、360度ビューモニター、ステアリングヒーター、運転席の電動調節機能、前席シートベンチレーション、Boseサウンドシステムなど33万円相当の装備を加えました。
25エアーエディションの価格は20エアーエディションに比べて、まさに33万円高いですが、排気量も500cc増えます。
つまり装備の価格換算額で、排気量も500cc拡大するため、25エアーエディションが買い得です。

新型キックスはX+とGで迷いますが、CX-30 25エアーエディションに対抗するグレードはG(389万8400円/2WD)です。
キックスGの価格は、CX-30 25エアーエディションに比べて37万8400円高く、この価格差は、ノーマルガソリンエンジンとハイブリッドの一般的な価格差です。
つまり両車の機能や装備と価格のバランスに基づく買い得度は同等といえます。
【まとめ】総合評価と推奨ユーザー
CX-30の発売は2019年なので、既に7年を経過します。クルマ全体の新鮮味は、ハイブリッドシステムの内容も含めて、新型のキックスが上まわります。

特に電気自動車のようなモーター駆動を意識させる加速感は、日産のe-POWER以外では得にくいです。デザインも含めて先進的で、快適なコンパクトSUVを求めるなら新型キックスが適しています。
一方、従来からのガソリンエンジンを搭載するスポーティなクルマが好きなユーザーには、CX-30が適しています。
エンジンの自然な吹き上がり、ボディの傾き方を抑えたカーブの曲がり方などは、マツダの全車に通じる魅力でもあります。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。





































































