新型クラウンはアスリート・マジェスタ・ロイヤル廃止! ハイブリッドの特徴から中古車価格までを紹介

先代アスリートからの乗換えポイントとは

 新型「クラウン」のRS仕様には、走行性能を高める専用アイテムとして、18インチアルミホイール、タイヤ、フロントスタビライザー、リアスポイラーなどカスタムパーツを標準装備。「ドライブモードセレクト」にもRSグレード専用のカスタムモードが設定され、パワートレイン、シャシ、空調の各制御など自由に選択可能です。

新型「クラウン」は通信機能を搭載したトヨタ初の「コネクティビティカー」としても話題を集めている

 先代クラウンでは、スポーティ志向のユーザーには「アスリート」が人気でした。新型「クラウン」では、グレード形態が変わり、どのグレードを購入すればよいのか迷うところです。新型「クラウン」において、「アスリート」と同等のグレードは、RS仕様の2リッターガソリンエンジンが該当します。

 新型「クラウン」の乗換えについて、トヨタ販売店スタッフは、「予約受注の開始当初は、グレード形態が変わったことにより“わかりづらい”という声を頂きました。しかし、集約され2グレードとなったことで他社からの乗換えユーザーには好評でした。

 先代の『アスリート』に乗っていたお客様には、同じエンジンを使用した2リッターガソリンエンジンや2.5リッターのハイブリッド仕様が人気で、先代の『アスリート』の値段が約450万円から選べたに対して、新型のRS使用は約500万円からになっています」と話します。

 一般的に、新型モデルが登場すると先代モデルの中古車価格は、下がる傾向にあります。しかし、トヨタを代表するセダンの「クラウン」は人気が落ちず、先代「クラウン アスリート」の中古価格帯は、120万円台から600万円台と幅が広く程度の良いものを探すのが大変です。

 15代もの歴史を持つ「クラウン」は、 過去にさまざまなグレードや派生車を登場させています。グレードとして人気が高かった「ロイヤルサルーン」、ワゴンタイプの「クラウンエステート」、タクシーの代名詞となった「クラウンコンフォート」。新型「クラウン」以降も驚きと技術を詰め込んだトヨタの顔という存在には変わりはありません。
 
【了】

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