あおり運転の抑止に繋がるか 自動車後部に貼る日本初の弁護士保険ステッカーを配布
いまや社会問題に発展している「あおり運転問題」。今回、弁護士保険「ミカタ(Mikata)」を展開するプリベント少額短期保険株式会社は、自動車専用“弁護士保険ステッカー”の配布を開始しました。
「弁護士保険ステッカー」が交通事故トラブルを未然に抑止
年末年始など大型連休を利用して、帰省やレジャーなどでクルマを使う人が増加します。高速道路等で渋滞に巻き込まれると、前方車両に車間を異常接近させるあおり運転や、ハイビームやパッシング、クラクション乱用などをする運転中の加害行為の増加が懸念されます。
弁護士保険「ミカタ(Mikata)」を展開する、プリベント少額短期保険株式会社は、2018年11月1日から新規加入者を対象に、走行中でもしっかり視認できる自動車専用“弁護士保険ステッカー”を配布。あおり運転などの交通事故トラブル未然防止策の一つとした、日本で初めての“自動車専用リーガルステッカー”です。
警察の発表によると、2018年1月から6月にあおり運転を含む、道路交通法第26条「車間距離の保持」の義務違反で摘発した件数は、6130件と昨年比2倍近くの結果になっています。
2017年6月に神奈川県内の東名高速道路で起きたあおり運転による交通事故の発生は、同様の事案を含めて大きく報道もされていました。道路交通法第26条「車間距離の保持」は、追突するのを避けることができる必要な距離を保たなければならないと明示され、同第24条では、正当な理由なく急ブレーキを踏む行為も禁止されています。
今回、自動車専用“弁護士保険ステッカー”の配布理由や効果について、広報担当者は次のように話します。
――“弁護士保険ステッカー”の配布を始めた理由を教えてください。
2013年7月から“弁護士保険ステッカー”というものは弊社のサービス加入者に配布をしていました。使い方としては、女性社員がデスクに貼付けたり、玄関先に貼り付けるなどして、トラブルに対する予防抑止としています。そのなかで、お客様から近年多発するクルマのトラブルを防ぐためのステッカーを要望頂いたことから今回の配布となり、すでに保険商品に加入している方に対しても、無料で配布します。
――ステッカーを貼ることでどのような効果があるのでしょうか。
ステッカーを車体に貼ることで、危険行為をするドライバーに対して『すぐに弁護士に相談します』という意思を伝え、強力な抑止力に繋がるものと考えます。また、加入者アンケートでも、当社の弁護士保険に加入しようと思ったきっかけに、およそ5割の人が『時代の流れ・現在トラブルがないがこれからトラブルに備える必要がある世の中になりそうだから』との回答があり、自分の身を守る有効な手段の一つとして加入者の方に積極的に弁護士保険を活用して欲しいと思います。
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あおり運転を含むトラブルは、いまや社会問題へと発展。自分自身に非がなくても、突然巻き込まれることもあります。万が一、巻き込まれた場合の対応方法も事前にチェツクしておく必要があるかもしれません。
【了】