318万円! 超斬新な「“高級”ピックアップトラック」を発見! 「V6」エンジン搭載の「2人乗り」モデル! メルセデス・ベンツ「Sクラス」の中古カスタム仕様とは?
メルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン「Sクラス」を、まさかのピックアップトラックへと仕立てた一台が存在します。京都市の中古車販売店で販売されている異色のワンオフモデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
「フラッグシップサルーン」が“働くクルマ”に!?
メルセデス・ベンツ「Sクラス」は、長年にわたって同ブランドの頂点に君臨してきたフラッグシップサルーンです。
高級サルーンというジャンルを代表する一台ですが、そんなSクラスを大胆にもピックアップトラックへと改造した中古車が存在します。
この個体を販売しているのは、京都府京都市伏見区に店舗を構える中古車販売店「RESENSE CAVE(レセンス・カーヴ)」です。
同店を運営するRESENSEは、「ここにしかない一点ものを届ける」をモットーに掲げ、オーソドックスな仕様だけでなく、珍しいボディカラーやインテリアを持つ個体なども数多く扱っています。
今回のSクラスについても、同社の代表が業者間オークションで発見。「これこそ自社で取り扱うべき個体だ」と直感し、すぐに仕入れを決めたそうです。
ベースとなったのは、2010年式のW221型「S350」です。
もともとのS350は4ドア・5人乗りの高級サルーンで、最高出力272馬力・最大トルク350Nmを発生する3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。7速ATを組み合わせ、駆動方式はFR(後輪駆動)です。
今回の個体では、後席部分から後ろがピックアップトラックの荷台へと大幅に変更されています。乗車定員は2人で、ボディカラーには「カルサイト・ホワイト」が採用されています。
フロントまわりはW221型Sクラスの姿を色濃く残す一方、リアセクションにはトヨタ「ハイラックス」のテールゲートと、メルセデス・ベンツ「Gクラス」のテールランプを組み合わせています。
スクエアなGクラスのテールランプを採用することで、ピックアップトラックへと姿を変えながらも、後ろ姿にメルセデス・ベンツらしさを残しているのが特徴です。
荷台の床面はウッド仕上げで、テールゲートは開閉式。荷物を実際に積み降ろしできる構造となっています。
さらに、足元にはオフロード走行を意識したBFグッドリッチ製タイヤを装着。単に見た目のインパクトを狙っただけでなく、トラックとして使うことも考えられた仕様です。
公認ワンオフカスタム車として登録され、最大積載量は200kg。見た目だけのカスタムモデルではなく、実際に荷物を運べるトラックとなっています。
製作者や改造された時期、どのような目的で造られたのかは明らかになっていません。
しかし、フロントのエアサスペンションは交換済みで、そのほかの経年劣化した部分についても必要な整備が施されているといい、実際に使うことを前提として仕立てられた一台であることがうかがえます。

RESENSEの代表は、「良いクルマで仕事へ向かうと、気持ちが高まり、良い仕事ができる」という信念を持っており、このSクラスも実際にトラックとして使う人のもとへ渡ってほしいと話します。
例えば、農家が自ら収穫した農産物を荷台に積み、直売所へ運ぶといった使い方も似合うかもしれません。
Sクラスだからと遠慮するのではなく、トラックだからこそさまざまな現場で働く。そんな名物車として活躍する姿を想像させる、唯一無二の一台です。
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なお、この個体は走行距離1万9000kmで、車検は2027年1月まで。車両本体価格(消費税込)は318万円、支払総額は334万円です。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。


























