“水深900mm”でも走行できる新型「高級SUV」発表! つるつるボディ&高性能4WD採用! 「550馬力」超強力パワトレ搭載の「レンジローバー エレクトリック」英国で登場
レンジローバーは2026年9月2日、ブランド初となるフル電動モデル「レンジローバー エレクトリック」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
水深900mmも走破する新たな高級SUV
レンジローバーは2026年9月2日(現地時間)、ブランド初となるフル電動モデル「Range Rover Electric(レンジローバー エレクトリック)」を発表しました。
レンジローバーは1970年に初代が登場した高級SUVで、現在もイギリスのソリハル工場で生産されています。
今回登場したレンジローバー エレクトリックも同工場で生産され、50年以上にわたる歴史で初めてフル電動パワートレインを搭載するレンジローバーとなります。
開発では「Range Rover first, Electric second(まずレンジローバーであり、その次に電動車)」という考え方が掲げられました。
そのため、電動化を強調した奇抜なスタイルにはせず、レンジローバーらしい堂々としたプロポーションや水平基調のデザインを継承。専用の空力グリルやホイール、アンダーボディなどによって空力性能を高めています。
ボディはスタンダードホイールベースとロングホイールベースを設定。スタンダードホイールベース仕様の全長は5mを超える5052mmで、ロングホイールベース仕様では5252mmに達するなど、レンジローバーらしい堂々としたボディを特徴としています。

そんな巨体を動かすパワートレインには、前後にそれぞれ最高出力260kWを発揮する永久磁石式モーターを搭載。システム最高出力は550馬力、最大トルクは850Nmに達し、四輪を駆動します。
0-100km/h加速はわずか4.5秒とされ、巨大な高級SUVながらスポーツカー顔負けの加速性能を備えています。
一方で、レンジローバーが長年培ってきた本格的な悪路走破性能も受け継がれました。
新開発の「インテグレーテッド・トラクション・マネジメント」は、各モーターの回転を最短50ミリ秒で制御。内燃エンジンを搭載する従来型システムと比べ、最大100倍速くスリップを制御できるといいます。
さらに、ワンペダル操作によって最大45度の勾配を登ることができるほか、最大渡河水深は900mmを確保。
フル電動モデルになっても、深い水場や急勾配を走破できるレンジローバーならではの能力を維持しています。
駆動用バッテリーには、344個の角形セルを2層に配置した実用容量118.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載します。
一充電あたりの航続距離はWLTPモードで最大372マイル(約600km)とされ、実際の使用環境を想定した航続距離でも最大333マイル(約535km)としています。
800Vの電気アーキテクチャを採用し、最大350kWのDC急速充電にも対応。バッテリー残量10%から80%までを約22分で充電でき、10分間の充電で最大220km分の航続距離を追加することが可能です。
シャシーには電子制御エアサスペンションを採用し、重量物となるバッテリーを床下に配置したことで低重心化も図られました。
また、電動化によって静粛性も向上しており、レンジローバーでは「これまでで最も静かなレンジローバー」としています。
開発試験はスウェーデンのマイナス40度という極寒環境からドバイの砂漠まで世界各地で実施され、実車による走行距離は150万km以上に及びます。
さらに25万時間を超えるバーチャル試験も行われ、今回のモデルには300件を超える特許が出願されています。これは単一のレンジローバーとして過去最多になるといいます。
グレードは「SE」「HSE」「オートバイオグラフィー」に加え、「SV」「SV Ultra」「SV Black」を設定。さらに発売を記念した「ファーストエディション」も用意されます。
ファーストエディションでは「ベルグレイヴィアグリーン」「サントリーニブラック」「ヴァレジンブルー」の3色を設定し、専用素材を用いた上質なインテリアに仕立てられています。
英国ではすでに受注を開始しており、価格は15万4070ポンド(約3263万円 ※2026年9月上旬時点での為替レート換算)からです。
なお、日本のレンジローバー公式サイトにも「新型フル電動レンジローバー」として掲載されていますが、国内での価格や正式な受注開始時期については、現時点で明らかにされていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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