“ランクル超え”のホンダ「大型SUV」まもなく登場! V6エンジン×全幅2mの迫力ボディ採用! 最上級&左ハンドル仕様の「パスポート」がスゴい!

ホンダが米国で生産する大型SUV「パスポート」が2026年後半に日本で販売されます。全幅2mを超える迫力のモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。

“ランクル超え”のホンダ「大型SUV」まもなく登場!

 2026年3月5日、ホンダは米国生産車の日本導入を発表し、「パスポート」を2026年後半より発売するとしています。
 
 パスポートは、1993年に初代が誕生した、ホンダがアメリカで販売する大型SUVです。2代目まではいすゞ「ロデオ」のOEMモデルでしたが、2002年に販売を終了し、2019年にホンダの独自開発モデルとして16年ぶりに復活を果たしました。

 現在アメリカで販売されるのは2024年に登場した4代目で、今回日本に導入されるのは4代目の最上級グレード「トレイルスポーツ エリート」です。

 ボディサイズは全長4864mm×全幅2017mm×全高1857mmで、日本でも人気のトヨタ「ランドクルーザー250」と比べ全長は61mm短く、全高は68mm低いコンパクトなものの、全幅は37mm大きく、2mオーバーの巨躯を誇ります。

 都市部では取り回しに苦労するサイズ感ですが、その分アメリカンSUVらしいタフなルックスがパスポートの最大の特徴です。

“ランクル超え”のホンダ「大型SUV」まもなく登場!
“ランクル超え”のホンダ「大型SUV」まもなく登場!

 デザインのコンセプトは「Born Wild」。北米仕様のトレイルスポーツ エリートには、ブラックアウトされた前後バンパーやフェンダーを採用し、ラギッドな雰囲気を高めています。さらに、シルバーのスキッドプレートに備わる左右のオレンジ色の牽引フックや、バンパーにあしらわれた「PASSPORT」のバラ文字が力強さをより一層強調しています。

 足元には、オフロード走行向けにチューニングされたサスペンションと、専用の18インチホイールにオールテレインタイヤが組み合わされ、標準モデルから切り詰めたフロントオーバーハングによりアプローチアングルを23度確保するなど、スタイルだけでなく走破性もしっかりと高められました。

 また、北米仕様では前方、後方、側面、360度の4つのカメラビューを備えた「トレイルウォッチシステム」がオプションで用意されており、これが日本仕様に導入されるかにも注目したいところです。

 インテリアは、12.3インチのタッチスクリーンが装備され、「シビック」や「CR-V」に近いホンダらしい落ち着いた雰囲気ですが、大型のセンターコンソールや、クッション性の高そうなたっぷりとしたシートはまさにアメリカンSUV。ヘッドレストの「TRAILSPORT」のロゴも特別感を高めてくれています。

 さらに、6:4分割の後席を倒せばフラットな荷室が広がり、アクセサリーでモールパネルセットが用意されているので、キャンプからウインタースポーツまで、アクティブにガシガシ使えそうな予感。定員は5名ですが、32オンスボトル(約950ml)が収納できるカップホルダーが、なんと14個も備わっているそうです。

 パワートレインは、3.5リッターV型6気筒エンジンに10速ATの組み合わせで、トルクベクタリング四駆システム「i-VTM4 AWDシステム」の第2世代を採用します。

 さらに、7つのドライブモードを備え、最高出力は285hp(約289PS)、最大トルクは262lb-ft(約355Nm)。電動モデルが主流の昨今において、クラシカルな大排気量V6エンジンの豪快な走りを楽しめるのではないでしょうか。

 ランドクルーザー250はラダーフレームを備えた本格クロカンですが、パスポートは快適性などのバランスに優れたモノコックSUV。悪路での走破性や耐久性はラダーフレームに分があるものの、国内ではやや宝の持ち腐れ気味なのも事実です。

 ただし、北米ホンダは、パスポートが悪路を豪快に駆け抜ける動画を公開しており、日本では十二分な性能を備えていることは間違いありません。

 ホンダは2026年1月に開催された「東京オートサロン2026」において、モータースポーツで培った技術をフィードバックした「スポーツライン」と「トレイルライン」を展開することを発表しました。

 ホンダのSUVは、全般的に都会的でスタイリッシュな雰囲気のモデルが多いですが、近年は日本でも「ジムニー」や「ランドクルーザー」などの本格四駆も人気を博しており、トレイルラインはまさにそうしたトレンドにも合致します。

 さらにパスポートは、メキシコで開催される「バハ1000」で活躍するなどオフロードレースでの実績も豊富。日本ではホンダ製SUVのイメージリーダーとして君臨するのではないでしょうか。

 今回のパスポートの導入は、国土交通省が新たに創設した米国製乗用車に関する認定制度を活用したもので、ホンダは「アキュラ インテグラタイプS」の導入と合わせ、日本のユーザーの多様なニーズに応えるためにラインナップの充実を図るとしています。

※ ※ ※

 2mを超える全幅と左ハンドルさえ許容できれば、そのタフでスタイリッシュなデザインも相まって、パスポートは国内でも一定の人気を獲得する可能性もあります。スクエアなボディは車両感覚を掴みやすいので、乗ってみると意外と運転しやすいかもしれません。

 なお、2026年9月2日に三菱から「パジェロ」が発表され、2027年前半には日産「パトロール」も上陸予定です。

 ランドクルーザーの独壇場となっている国産大型SUV市場ですが、さまざまなモデルが新規導入されてますます盛り上がるのは、日本のユーザーにとって嬉しいことではないでしょうか。

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