「トイレに行きたい」から一転、クルマに約50分“閉じこもり”! 警察が窓ガラス叩き割って22歳女を逮捕! 「飲酒検知」を拒否したらどうなる?
佐賀県警伊万里警察署は2026年8月24日、飲酒検問の際に車内に約50分閉じこもり、警察官による飲酒運転の呼気検査を拒否したとして、22歳の女を逮捕しました。このように呼気検査を拒否すると罪に問われ、逮捕される可能性があるため、注意が必要です。
呼気検査を拒否・妨害すると罰則も!飲酒検知のルールとは
佐賀県警伊万里警察署は2026年8月24日、飲酒運転の呼気検査を拒否したとして、住所不詳・自称自営業の22歳の女を道路交通法違反(飲酒検知拒否)の疑いで現行犯逮捕しました。
警察によりますと、女は8月24日の午前4時すぎ、佐賀県有田町内にあるコンビニの駐車場でクルマに閉じこもり、酒気を帯びた状態でクルマを運転するおそれがあると認めた警察官の呼気検査を拒否した疑いが持たれています。
当時は現場近くの国道35号で飲酒検問がおこなわれており、はじめは警察官が女に対し、呼気検査に協力するよう求めました。
しかし女は「トイレに行きたいので」などと言って検査に応じず、警察は職務質問をしようと、近くのコンビニの駐車場にクルマを移動させました。
駐車場に移動した当初、女はクルマから出てトイレに行くなどしていたものの、その後クルマのドアをロックして車内に閉じこもったということです。女からは酒の臭いがしており、女自身も「酒を飲んだ」と話していましたが、呼気検査には応じませんでした。
警察官は呼気検査に応じるよう再三説得しましたが、女は約50分にわたって検査を拒否し続けたため、警察官がクルマの助手席の窓ガラスを割って女を確保し、飲酒検知拒否の疑いで逮捕しました。警察の調べに対し女は、「飲酒検知を拒否したことは間違いない」と容疑を認めています。
今回の事案に対してインターネット上では、「言い訳したり拒否したりするのはアルコール残っている自覚あるからだよね」「いつまで経っても無くならない飲酒運転。もっと厳罰化するしか方法はないのかな」「しっかり処罰して、二度と飲酒運転しないように更生させる必要があると思う」など、厳しい意見が相次ぎました。
また、「飲酒検知拒否罪があるの知らなかったのかな?」「時間が経てば酒が抜けると思ったのか、ほとぼりが冷めると思ったのか。いずれにせよ、呼気検査を拒否して警察から逃げられるわけがない」「免許を持っているなら知っておくべき」など、飲酒検知拒否罪に関する声が寄せられています。

なお、道路交通法第67条第3項では、車両に乗車し、または乗車しようとしている者が飲酒運転をするおそれがあると認められるときは、警察官は、その者が身体に保有しているアルコールの程度について調査するため、その者の呼気検査をすることができると定めています。
つまり今回の事案のように、運転者からお酒の臭いがしたような場合は、警察官が運転者の呼気検査をすることが可能です。また、この呼気検査を拒否・妨害した者に対しては、3か月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科されます。
これに関してインターネット上では、「呼気検査を拒否しただけで逮捕されるのか」という驚きの声も上がっています。
しかし、飲酒運転は人を死傷させるおそれのある重大な犯罪である上、飲酒運転を疑われている状況で呼気検査に応じないことは「逃亡のおそれがある」とみなされる可能性があります。
さらに、体内のアルコールを分解するために検査を拒否して時間を稼ぐ行為は「証拠隠滅」につながることから、今回のように再三の説得にも応じず検査を拒み続けた場合には、逮捕されるケースもあります。
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たとえ飲酒運転をするつもりがなくても、お酒が体に残って「二日酔い運転」をしてしまうケースも少なくありません。
一般的に、生ビールの中ジョッキ1杯(約500ml)に含まれるアルコールを分解するのに男性では4時間以上、女性では5時間以上かかると言われており、体質やそのときの体調などによっては、さらに時間を要する可能性もあります。
アルコールの分解には多くの時間がかかることを念頭に置き、飲酒の翌日は公共交通機関を利用するなど、一人一人が安全意識を持つことが大切です。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。















