同じようで実は違う… カーエアコンの「SYNC」「DUAL」スイッチの違いや効果とは
最近のカーエアコンを調節する際に、「SYNC」や「DUAL」といったスイッチを見かけることがあるかと思います。どんな効果があって、何が違うのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。
カーエアコン「SYNC」「DUAL」の意味とは
クルマのオートカーエアコンを調節する際に、「SYNC」や「DUAL」といったスイッチを見かけることがあるかと思います。しかし、それぞれどのような機能なのかは知っている人は少ないのではないでしょうか。
クルマの車内を快適に保つため、カーエアコンが大きな役割を果たします。基本的には、どのクルマも「温度調整」「風量調整」「吹き出し位置」「室内外の変更」などの調節を自動または手動で行なえるようになっています。
最近のクルマでは、さらに細かい設定方法として、運転席と助手席それぞれの温度を調節できるほか、後部座席にも専用の調節スイッチが備わっているクルマも増えています。
運転席と助手席それぞれの温度を調整するスイッチにはいくつかの種類があります。「SYNCスイッチ」「DUALスイッチ」などのボタン一つで切り替える方式やダイヤル式タイプの場合、それぞれのツマミで調整します。
まず、「SYNCスイッチ」とは、ONにするとエアコンの設定操作を独立モードから連動作動モードに切りかえ、運転席側と助手席側の設定温度を連動させて設定する機能です。「SYNC」の名称は、「synchronize(シンクロナイズ)」の頭4文字を取って「シンク」と読みます。
「DUALスイッチ」は、ONにすると運転席と助手席の送風温度を別々に設定することができます。一見似ている両スイッチですが、自動車メーカーや車種ごとに「SYNCスイッチ」と「DUALスイッチ」と名称が分かれ、前述の通り、ONにした際の効果も違っています。