初代のオレンジ復活!? ホンダ新型「NSX」’19年モデル登場 初の改良で走りを磨く

ホンダは、「NSX」の2019年モデルを発表しました。デザインや走行性能を向上させたドライバーとクルマが一体感となる「操る歓び」を追求したモデルです。

初代モデルからインスピレーションを受けた新色が追加

 2016年8月に、2代目「NSX」がデビューしてから早2年。ホンダは、「NSX 2019年モデル」を2018年10月25日に発表し、同日から予約受注を開始しました。

ホンダ「NSX 2019年モデル」新色のサーマルオレンジ・パール

 ホンダ「NSX」は、卓越した運動性能を持ちながらも、誰もが快適に操ることができる「人間中心のスーパースポーツ」という、初代モデルのコンセプトを継承しつつ、ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「スポーツ ハイブリッド SH-AWD」を採用した新時代の“スーパースポーツ体験”を提案したモデルです。

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 今回の2019年モデルでは、走行性能やデザイン、新たなボディカラーを追加。走行性能面は、新開発の専用タイヤ「コンチネンタル スポーツ コンタクト6」を新採用してグリップ性能を向上。さらに、サスペンションパーツのフロントスタビライザーを始めとする各パーツ剛性をアップさせています。

 また、走行シーンに応じた車両特性を選択可能とする「インテグレーテッド・ダイナミックス・システム」の各モード(クワイト、スポーツ、スポーツ+、トラック)制御を最適化にチューニング。そのほか、ダンパーやVSA(車両挙動安定化制御システム)、EPS(電動パワーステアリング)などの各制御や「スポーツ ハイブリッド SH-AWD」の駆動配分制御を大幅に進化しています。

 デザイン面では、フロントグリルを従来のシルバーからボディと同色に変更。さらにフロントやリアのメッシュパーツやオプション設定のカーボンパーツをマットからグロス仕上げにして質感の向上を図っています。

 ボディカラーには、初代「NSX」のプレミアムカラーとなっていた「イモラオレンジ・パール」にインスピレーションを受け、現代風にアレンジし、鮮やかなオレンジとして作り上げた新色「サーマルオレンジ・パール」を追加。2019年モデルのイメージカラーにもなっています。

 2代目「NSX」について、アメリカ・ホンダの開発責任者テッド・クロース氏は、「2016年にNSXは日本でデビューしました。それから、2年。NSXは完成ではありません。初代NSXのように、2代目も進化を続けます。プロジェクトリーダーをホンダの水上氏に引き継ぎました。さらに、進化した新『NSX』にご期待下さい」とビデオコメントを寄せています。

 これに対して、2019年モデルの開発責任者となる水上聡氏は、「NSXの進化は、『使命であり、宿命である』と考えています。そのなかでも“操る喜び”を提案していく上で、ドライバーとクルマの一体感を演出するため、オールラウンドに使えて限界の高さやコントロール性を向上させ、それを表現する個性をデザインに落とし込みました。これが、『2019年モデルのNSX』です」と話します。

 ホンダ「NSX 2019年モデル」の発売は、2019年5月となり、価格(消費税込み)は2370万円です。
 
【了】

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