もはや“白飯泥棒”!? 茨城・高萩ドライブインの「しょうが焼肉定食」がパンチ効きまくり! 納豆をONしたら“完全体”に覚醒した!
昭和という時代の“空気感”を色濃く残すドライブインは、ある種のノスタルジーや普段は見過ごしがちな大切なモノを思い出させてくれる気がします。今回は、ラストオーダーぎりぎり(!?)に「高萩ドライブイン」(茨城県高萩市)へと滑り込み、美味しいゴハンと“人”の温かさに触れてきました。
ビジネスホテルの食堂も兼ねた「昭和のドライブイン」に滑り込み“セーフ”!?
高度経済成長期のマイカーブームとともに激増したドライブインは、現在ではその役割を「道の駅」やサービスエリアに譲り、全国で200店舗程度にまで減少していると言われています。
その一方、現存するドライブインは、素朴ながらも温かみのある料理や独自のサービスによって、多くのファンから根強く支持されているのです。
茨城県の海沿いを走る国道6号沿いにある「高萩ドライブイン」は、ビジネスホテルの食堂も兼ねている“昭和のドライブイン”。
国道からは「ビジネスホテル青山」の看板が目印となり、「ラーメン」や「定食」といったのぼりが食事処であることを示しています。また、店内にはバーカウンターも備え、宿泊者などは晩酌を楽しむこともできます。
実はこの日は、筆者(のぐちまさひろ)の夏休みドライブ、題して「ぐるり東北・孤独の“ドライブイン”グルメ」の1日目でした。
ゴルフや取材を終え、20時に営業終了となる同店に到着した時刻は、19時28分。急ぎ足で自動ドアをくぐり、「まだ大丈夫ですか?(大丈夫なはず)」とホールの奥さまに尋ねると、「もうすぐ閉店で、ラストオーダーは19時30分です」と、ややそっけない感じで返答がありました。
ほっとしながら「良かった~」と大げさにつぶやきつつ、そそくさと席に着きます。何を頼もうかとメニュー表を眺めていると、「オーダーストップ PM 7:20分です(原文ママ)」という文字を発見。あれっ、もう過ぎてる……。
そう、実はラストオーダーの時間はわずかにオーバーしていたのですが、やさしく迎え入れてくれていたのです。ホント、ありがとうございました(多謝)!
![これがパンチ効きまくりな「高萩ドライブイン」(茨城県高萩市)の「しょうが焼肉定食」(890円)だ![Photo:のぐちまさひろ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/08/20260820_TAKAHAGI_DRIVE-IN_001.jpg?v=1787192486)
おすすめ&スピードメニューは「しょうが焼肉定食」!
さりげないやさしさに気が付いたからには、こちらもそれに応えるべきでしょう。そこで、「おすすめの中で、一番早いメニューは何ですか?」と尋ねてみると、「しょうが焼とかは早いですね」という回答が。
となれば、迷うことなく「しょうが焼肉定食」(890円)に決定です。
さらに茨城ということで、筆者の大好物である「納豆」(200円)も追加してみました。
ちなみに1番人気のメニューは、「肉入り野菜いため定食」(900円)だそうです。わずか10円差ということもあって、こちらも妙に気になります。
注文を済ませ、改めてメニュー表を眺めていると、片面には「ビジネスホテル青山」の案内が記載されていました。
素泊まりの料金は、シングルルームで6270円/1名、2名用のツインルームで5500円/1名。ホテル内はWi-Fiに対応し、各部屋にはエアコン/冷蔵庫/バス/トイレなども完備されていると記されています。
夕食や朝食の会場は、もちろん「高萩ドライブイン」。朝食の時間帯は、6時30分~7時00分に限定されているものの、トラック野郎やツーリストのリピーターも多いそうです。
ドライブインで夕食を食べて、そのまま客室でくつろぎ、翌朝もドライブインで朝食を取って出発する。ここでは、まさに“日本版オーベルジュ”といえる、独自のスタイルが確立されています。
食べ応えのある豚肉+ショウガの“パンチ”がクセになる!
奥の厨房から聞こえていた「ジュージュー」という調理音が消えると、ほどなくして「しょうが焼肉定食」が運ばれてきました。大ぶりにスライスされた豚肉には、食欲をそそるタレがたっぷり掛けられています。
やさしい味わいの味噌汁で受け入れ態勢を整えつつ、さっそく豚肉にかぶりつきます。
おお、想像よりもショウガの“パンチ”が効いていて、これはクセになりそうな味付け。もちろん、白米との相性もバツグンです。
付け合わせの酢の物や野菜の和え物は、1日の疲れを癒してくれるよう。人心地ついたところで、納豆をねりねりしていきます。
筆者は「納豆は糸が泡立つぐらいまで練った方が美味しい」と信じているタイプなので、ぐるぐるぐるぐると、やりすぎなぐらいに練ってから頂くのが常です。
そして、ふわふわに仕上がった納豆を白米にオン。豚肉とショウガの余韻が残る口の中へ運べば、これはまた恍惚のコラボを味わえます。
旅人たちの心までも癒す“昭和のオーベルジュ”
満たされきった胃袋を抱え、そそくさと会計へ向かいます。厨房から姿を現したシェフに、「ショウガが効いていて、めちゃくちゃ美味しかったです」と伝えると、「良かったです」と少し照れたような笑みを見せてくれました。
また、これから東北をぐるりと巡ることを話すと、「クルマですか? ここらへんはバイクや自転車で旅する人も結構いて、立ち寄ってくれたりしますよ」と、意外なプチ情報をくれました。
「お気をつけて」の言葉に送り出され、次の目的地をスマホナビにセットしていると、いつの間にか店の照明が落ちていました。
ラストオーダーを過ぎた時間に訪れたにもかかわらず、さりげないやさしさで迎え入れてくれたことに、改めて感謝した瞬間です。
ビジネスホテルとしても活用できる「高萩ドライブイン」は、トラック野郎やツーリストの胃袋を満たしながら心までも癒す、“昭和のオーベルジュ”といえる存在かもしれません。

※ ※ ※
■高萩ドライブイン
所在地:茨城県高萩市赤浜381-2
営業時間:11時00分~13時30分(昼の部)、16時00分~20時00分(夜の部)
定休日:日曜
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。






































































